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私有コンテ ナ総覧 ISOコンテナ篇@

<ISOコンテナ> ACAU BSBU CHUU DICU EBCU ETNU EXFU FWUU GOTU JOTU   

【ACAU形式】
ACAU
000019_4

2012.6岐阜(タ)駅
【所 有者】 旭カーボン株式会社
【輸送品目】 カーボンブラック専用
【運用区間】 新潟(タ)〜岐阜(タ)
【その他】
 2008年2月に旭カーボン(株)は、(株)ブリヂストン彦根工場向けのカーボンブラック輸送に20ft級バルクコンテナを新規に導入し鉄道輸送を開始 した。コ ンテナは予備も含めて36個製作。新潟(タ)〜岐阜(タ)を日発6個の 体制で行われている。
(参考文献:『JR貨物ニュース』2008年3月15日号)

2012.8.11作成
ACAU
000035_8

2012.6岐阜(タ)駅
【所 有者】 旭カーボン株式会社
【輸送品目】 カーボンブラック専用
【運用区間】 新潟(タ)〜岐阜(タ)
【その他】
 旭カーボン(株)所有のカーボンブラック専用コンテナは増備された模様。

2012.8.11作成

【BSBU形式】  
BSBU
000014_7

2010.5岐阜(タ)駅
【所 有者】 ビーエス物流株式会社
【輸送品目】 カーボンブラック専用
【運用区間】 新潟(タ)〜岐阜(タ)
【その他】
 カーボンブラック輸送は、旭カーボン(株)所有とビーエス物流(株)所有のコンテナを混合して運用しているようだ。

2012.8.11作成

【CHUU形式】  
CHUU
201230_2

2015.6大宮操駅
【所 有者】 中央通運株式会社
【輸送品目】 シロキサン専用
【運用区間】 不明
【その他】
 信越化学工業(株)群馬事業所で製造されるシロキサンを輸送しているものと思われる。JOTU771010_8と 同様に倉賀野〜南福井間で同社武生工場で製 造されるシリコーンの原料輸送用に運用されているのだろうか。

2015.6.27作成

【DICU形式】  
DICU
010600_7

2016.12大宮操駅
【所 有者】 DIC LOGISTICS CORP
【運用区間】 不明
【その他】
 所有者のWebサイトが見つからず詳細不明だが、印刷インキ、有機顔料、合成樹脂をはじめとしたDIC(ディーアイシー 旧 大日本インキ化学工業)とは関係無さそうである。

2017.1.9作成

【EBCU形式】  
EBCU
619011_4

2010.11横浜本牧駅
【所 有者】 不明
【借受者】 保土谷化学工業株式会社
【輸送品目】 塩化ベンジル
【運用区間】 横浜本牧〜郡山(タ)
【その他】
 輸入した塩化ベンジルを郡山の保土谷化学工業(株)まで運んでいるとのこと。(参考:『コンテナの絵本』)

 UT4C-44の項でも述べたように塩化ベンジルの生産を保土谷化学工業(株)は中止したものと思われる。現在は輸入した塩化ベンジルの販売に特化して いる のであろう。

2012.8.14作成

【ETNU形式】  
ETNU
151000_2

2002.11越谷(タ)駅
【所 有者】 EUROTAINER
【借受者】 大伸化学株式会社
【輸送品目】 溶剤(空)
【運用区間】 苫小牧〜越谷(タ)
【その他】
 シンナーの国内シェア1位の大伸化学(株)は2000年5月下旬からシー&レール輸送を開始した。同社はISOコンテナで越谷工場から札幌近郊のユー ザーに 溶剤を納入している。往路の東京港〜苫小牧港間は船輸送だが、納入後の空コンテナを苫小牧駅から越谷(タ)駅に鉄道で戻す。製品が鉄道運送約款による危険 物なため青函トンネルを輸送できないため、空コンテナ返送時だけの鉄道利用である。 (参考文献:『JR貨物ニュース』2000年11月1日号)
 尚、大伸化学(株)越谷工場は越谷市七左町4-316にある。
大伸化学(株)越谷工場
2012.9.16作成

【EXFU形式】  
EXFU
055271_4

2010.8蘇我駅
【所 有者】 EXSIF Worldwide, Inc.
【借受者】 三井化学株式会社か?
【輸送品目】 アセトン
【運用区間】 京葉久保田〜黒井
【その他】
 かつて前川駅の三井石油化学(株)の専用線からタンク車によるアセトン輸送が行われていた。そのためこのISOタンクコンテナ輸送も三井化学(株)が発 荷主では ないかと想像している。
 一方の着荷主は、新井駅の(株)ダイセルではないだろうか。

2012.7.21作成
EXFU
081373_6

2017.8東水島駅
【所 有者】 EXSIF Worldwide, Inc.
【借受者】 JX日鉱日石エネルギー株式会社
【輸送品目】 ノルマルパラフィン
【運用区間】 東水島〜酒田港
【その他】
 発荷主はJX日鉱日石エネルギー(株)、着荷主は東北東ソー化学(株)である。

 かつて東水島駅の(株)ジャパンエナジー専用線からタキ14300形を用いて酒田港駅の東北東ソー化学の専用線着でノルマルパラフィンがタンク車輸送さ れていたが、 2008年に東水島駅のジャパンエナジー専用線が廃止されたことに伴い、ISOタンクコンテナに転換された模様。

2017.8.20作成

【FWUU形式】  
FWUU
017504_8

2012.9北九州(タ)駅
【所 有者】 Taylor Minster Leasing
【借受者】 三井化学株式会社
【輸送品目】 コスモネートT-80専用
【運用区間】 北九州(タ)〜大阪(タ)
【その他】
 2012年8月からポリウレタン原料の大規模拠点間輸送に鉄道コンテナを採用した。大牟田工場で生産する同原料:商品名「コスモネート」は液体で、北九 州(タ)〜大阪(タ)で鉄道コンテナ輸送後、大阪(タ)から同社のタンク ヤードに納入する。三井化学でコスモネートを製造しているのは大牟田工場と鹿島工場だが、ポリウレタン原料の製造拠点として他に名古屋、徳 山、清水等と複数個所あり、交錯輸送の存在等物流に不合理があるため、そこを効率化するのを目的に物流業務を山九(株)に委託した。
 コスモネートは液種の違う2銘柄(ORCU形式参照)があり、品名表示の色分けや取卸し口のアタッチメント形 状を変えるなどコンタミ防止の工夫をしている。
(参考文献:『Monthlyかもつ』2013年1月号、p16-19)

2012.9.30作成 2013.1.13全面更新

【GOTU形式】  
GOTU
200101_0

2019.10福石PA
【所 有者】 株式会社合通
【輸送品目】 イソプロピルアルコール専用
【運用区間】 不明
【その他】
 山陽自動車道の福石PA(下り)で目撃したコンテナである。場所的に鉄道輸送とは関係無い輸送かもしれない。

2021.6.6作成

【JOTU形式】  
JOTU
306005_1

2017.11岡山(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 東ソー物流株式会社
【輸送品目】 BROMINE
【運用区間】 新南陽〜関東地区と思われる
【その他】
 BROMINEは臭素のことである。
 東ソー物流(株)は臭素専用コンテナとして、UT03C 形式を所有している。いずれのコンテナも細長いタンクが印象的である。

2017.11.28作成
JOTU
330129_3

2009.11横浜本牧駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本ゼオン株式会社
【輸送品目】 ラテックス専用
【運用区間】 横浜本牧〜仙台港と思われる
【その他】
 到着荷主は日本製紙(株)石巻工場(or岩沼工場)と思われる。

2012.8.11作成
JOTU
330201_0

2009.7仙台港駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本エイアンドエル株式会社と思われる
【輸送品目】 ラテックス専用
【運用区間】 京葉久保田〜仙台港
【その他】
 日本エイアンドエル(株)は1999年7月に住化エイビーエス・ラテックス(株)と三井化学(株)の合弁で発足した。出資比率は住友化学(株)85%、 三井化学(株)15% である。千葉工場でラテックスを生産している。
 到着荷主は日本製紙(株)石巻工場(or岩沼工場)と思われる。

2012.11.18作成
JOTU
371005_4

2009.11横浜本牧駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 JX日鉱日石エネルギー株式会社
【輸送品目】 パラフィンワックス専用(コウモレックス)
【運用区間】 横浜本牧〜大阪(タ)
【その他】

2012.8.11作成
JOTU
371029_1

2016.3大竹駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱レイヨン株式会社
【輸送品目】 ダイヤナール専用
【運用区間】 不明
【その他】
 機能性アクリル系コポリマーの「ダイヤナール®」は塗料・インキ・接着剤等の幅広い分野で使用されており、特に優れた外観、耐酸性雨性、耐擦傷性、耐久 性、耐チッピング性等の要求される自動車上塗り用途では市場で高い評価を得ている。

2016.4.2作成
JOTU
371034_7

2011.12大竹駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本ペイント株式会社
【輸送品目】 ACR-9013専用
【運用区間】 不明
【その他】
 ACR-9013は日本ペイント(株)の製造するアクリル樹脂である。
 同社は、広島工場(広島市南区仁保沖町1-30)がある。

2012.8.15作成

JOTU
371037_3

2007.2京葉久保田駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 住友化学株式会社
【輸送品目】 エチレン酢酸ビニル
【運用区間】 京葉久保田〜東水島(荷票の写真はこちら
【その他】
 到着荷主は、オーシカケミテック(株)である。同社は合成樹脂接着剤の製造・販売を行っており、岡山県倉敷市海岸通り3-9-1に水島工場がある。
オーシカケミッテック(株)水島工場

2012.7.1作成
JOTU
371046_0

2011.8姫路貨物駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 株式会社日本触媒
【輸送品目】 ユーダブル専用
【運用区間】 姫路貨物〜東京(タ)
【その他】
 ユーダブルは、(株)日本触媒が製造・販売する塗料用の特殊アクリル樹脂で、塗料用樹脂・インキ用樹脂・保護コーティング材に使われる。

2012.7.22作成
JOTU
371070_6

2017.5笠寺駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 不明
【輸送品目】 58%硝酸アンモニウム水溶液専用
【運用区間】 不明
【その他】
 
2019.8.15作成
JOTU
371078_0

2015.8川崎貨物駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 BASFジャパン株式会社と思われる
【輸送品目】 コンクリート混和剤専用
【運用区間】 不明
【その他】
 BASFポゾリス(株)は、日本の建設化学品業界におけるリーディングカンパニーとして50年以上業界を牽引し、高性能AE減水剤、AE減水剤などのコ ンク リート用化学混和剤製品を製造・販売してきた。コンクリート混和剤の主要生産拠点は茅ヶ崎市である。
 同社は2012年7月1日に親会社のBASFジャパン(株)に吸収合併された。
(同社web サイトより)

 川崎貨物駅構内には同社が使用するコンクリート混和剤専用のUT5E形式が並んでいる。

2016.1.3作成
JOTU
371082_0

2009.4小名浜駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】
 アシュランドジャパン株式会社(現、ASKケミカルズジャパン株式会 社)
【輸送品目】 イソキュアパートT−351専用
【運用区間】 不明
【その他】
 アシュランドジャパン(株)は、UT4C-139及 びUT4C-140の タンクコンテナを所有していた保土谷アシュランド(株)の流れを汲む企業である。
 「イソキュア」は鋳造製品用のバインダーで、パートT-351はグレードの名称である。

2012.7.28作成
JOTU
371087_7

2011.11新居浜駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 住友化学株式会社と思われる
【輸送品目】 メチオニンヒドロキシアナログ専用
【運用区間】 不明
【その他】

2012.8.11作成
JOTU
371117_4


2015.2大宮操駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱レイヨン株式会社
【輸送品目】 アクリエステルTB専用
【運用区間】 不明
【その他】

2015.2.22作成
JOTU
371124_0

2019.3鳥栖(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三井化学株式会社と思われる
【輸送品目】 TDA専用
【運用区間】 鳥栖(タ)〜広島(タ)と思われる
【その他】
 TDA(トルイレン・ジアミン)は、TDIの中間体である。
 三井化学(株)は大牟田工場でTDIの製造を行っており、中間体のTDAも出荷されることがあると思われる。

2019.8.15作成
JOTU
371188_9

2017.11東水島駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本ゼオン株式会社と思われる
【輸送品目】 リーフアルコール専用
【運用区間】 東水島〜東北方面と思われる
【その他】
 日本ゼオン(株)水島工場で合成香料を製造している。同社の香料にはリーフアルコールがあり、化粧品香料や食品香料として使われる。

2017.12.2作成
JOTU
371217_0

2017.9四日市駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱ケミカル株式会社と思われる
【輸送品目】 1,4‐ブタンジオール専用
【運用区間】 四日市〜大竹
【その他】
 三菱ケミカル(株)四日市事業所は、1982年より1, 4‐ブタンジオール(14BG)を製造している。14BGは、高性能のポリエステルやポリウレタン樹脂の原料等として利用される。
 着荷主は、東洋紡績(株)であった。同社岩国事業所で製造 されるポリエステル樹脂の原料として輸送されていると思われる。

2018.1.8作成
JOTU
371230_8

2019.6吹田(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 JFEケミカル株式会社と思われる
【輸送品目】 クレオソート油専用
【運用区間】 岡山(タ)〜東京(タ)と思われる
【その他】
 クレオソート油は、カーボンブラックの原料である。カーボンブラックは自動車のタイヤゴムに耐摩耗性を加えるための補強材として大量に使用される。
 JFEケミカル(株)は、クレオソート油では日本最大規模の出荷量を誇る。

2019.8.15作成
JOTU
426001_2

2015.10酒田港駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 東北東ソー化学株式会社と思われる
【輸送品目】 塩化カルシウム専用
【運用区間】 不明
【その他】
 酒田港駅構内には東北東ソー化学(株)所有の塩化カルシウム専用のISOタンクコンテナもあったので、このコ ンテ ナも同社が借受者と思われる。

2015.10.11作成
JOTU
471001_7

2012.9東水島駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本ゼオン株式会社
【輸送品目】 シクロペンタン
【運用区間】 東水島〜東京(タ)(荷票写真はこちら
【その他】
 着荷主は日立アプライアンス(株)であった。

2012.9.16作成
JOTU
471007_0

2019.6大阪(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 住友化学株式会社と思われる
【輸送品目】 アクリロニトリル専用
【運用区間】 不明
【その他】
 荷票入れに「新居浜」の表記があり、住友化学(株)の輸送に使用されていると思われる。
 尚、住友化学(株)愛媛工場にはアクリロニトリル工場がある。アクリロニトリルは毛布、セーター、カーペット等に使われているアクリル繊維の原料であ る。

2019.8.15作成
JOTU
471011_0

2012.7横浜本牧駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 JX日鉱日石エネルギー株式会社
【輸送品目】 潤滑油専用 AL50−95用
【運用区間】 横浜本牧〜東水島
【その他】

2012.7.16作成
JOTU
471017_2

2019.7岡山(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本乳化剤(株)と思われる
【輸送品目】 MFDG-S専用
【運用区間】 不明
【その他】
 日本乳化剤(株)のwebサイトによると、「MFDG-S」はメチル プロピレン ジ グリコールSのことで、化学名はジプロピレングリコール モノ メチルエーテルである。
 同社は、日本触媒グループで川崎工場と鹿島工場がある。

2022.9.24作成
JOTU
471020_7

2017.8倉敷(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 不明
【輸送品目】 リサイクル液
【運用区間】 千葉貨物〜東水島と思われる
【その他】
 かつて同一タンクコンテナの側面に、「リサイクル液−CS」「千葉工場→水島工場」のプレートが貼ってあるのを目撃した。
 千葉と水島の両方に工場がある企業としては、例えば日本曹達(株)が当てはまるが…。

2017.8.30作成
JOTU
471078_4

2009.9倉賀野駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 信越化学工業株式会社と思われる
【輸送品目】 シリコーン溶液専用
【運用区間】 不明
【その他】

2016.7.27作成
JOTU
501001_8

2013.6釧路貨物駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱瓦斯化学株式会社と思われる
【輸送品目】 過酸化水素専用
【運用区間】 神栖〜苫小牧・釧路貨物と思われる
【その他】
 苫小牧や釧路貨物の着荷主は王子製紙(株)や日本製紙(株)といった製紙メーカーと思われる。

2013.7.3作成
JOTU
570004_0

2019.12広島(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 味の素物流株式会社
【輸送品目】 味液
【運用区間】 不明
【その他】
 
2022.9.24作成
JOTU
571021_7

2015.6四日市駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱化学株式会社と思われる
【輸送品目】 アクリル酸メチルエステル専用
【運用区間】 四日市〜大竹
【その他】
 2015年6月に四日市 駅で目撃した際は、大竹 から四日市への返回送で、発荷主は三菱レイヨン(株)であった。そのため三 菱化学(株)四日市事業所で生産されるアクリル酸エステルを三 菱レイヨン(株)大竹事業所に供給しているものと思われる。

2015.6.20作成
JOTU
571056_2

2011.12大竹駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 ダイセル化学工業株式会社
【輸送品目】 プラクセルM専用
【運用区間】 大竹〜郡山(タ)
【その他】
 ダイセル化学工業(株)は、大竹〜小名浜間でPLACCEL M専用のUT9C-5026を利用した輸送を行っていた。(⇒こちらを参照)
 その輸送がISOタンクコンテナに転換されたものと想像されるが、このコンテナを大竹駅で目撃をした2011年12月当時は東日本大震災の影響で小名浜駅の貨物扱いが中止されており、 着駅が一時的に郡山(タ)駅に変更されていたのではないかと思われる。

2013.1.13作成

JOTU
571014_0

2012.12小名浜駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本ポリウレタン工業株式会社と思われる
【輸送品目】 MDI
【運用区間】 新南陽〜小名浜と思われる
【その他】
 MDIはポリウレタン樹脂の基礎原料である。
 いわき地区でポリウレタン樹脂を製造しているメーカーを探したところ、荒 川化学工業(株)は、小名浜工場で2001年9月に水性ポリウレタン樹脂を製造する設備を増強しており(同社webサイトよ り)、着荷主は荒川化学工業(株)と予想される。

2012.12.16作成
JOTU
571031_0

2017.9名古屋(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 東亞合成株式会社
【輸送品目】 アロンT-50専用
【運用区間】 名古屋(タ)〜京葉久保田
【その他】
 「アロンT-50」は、東亞合成(株)が販売する水溶性アクリル酸系分散剤の汎用グレードである。用途は無機顔料を高濃度かつ低粘度の水性分散体とする ために使われる。

2017.9.16作成
JOTU
571060_2

2015.7 神栖駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱化学株式会社と思われる
【輸送品目】 エチレングリコール
【運用区間】 神栖〜東水島
【その他】
 エチレンカーボネート同様に三菱化学(株)鹿島事業所から旭化成ケミカルズ(株)水島製造所へ運用されているのだろうか。

2015.9.20作成
JOTU
571094_2

2013.6土浦駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】
 アシュランドジャパン株式会社(現、ASKケミカルズジャパン株式会 社)
【輸送品目】 イソキュアパートT専用
【運用区間】 不明
【その他】
 アシュランドジャパン(株)はUT4C-139及 びUT4C-140の タンクコンテナを所有していた保土谷アシュランド(株)の流れを汲む企業である。
 「イソキュア」は鋳造製品用のバインダーである。JOTU371082_0と同様に小名浜駅 を発駅(着駅?)にしている模様。

2013.6.9作成
JOTU
571101_8

2012.8黒磯駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本電工株式会社か?
【輸送品目】 重クロム酸ナトリウム専用
【運用区間】 郡山タ〜高松タ間 専用
【その他】
 日本電工(株)は、徳島工場で重クロム酸ナトリウムを製造しており、郡山工場はクロム酸回収をしている。運用区間が郡山タ〜高松タとなっているのと矛盾 して いる気もするが…。

2012.10.29作成
JOTU
571108_6

2012.12小名浜駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】
 アシュランドジャパン株式会社(現、ASKケミカルズジャパン株式会 社)
【輸送品目】 イソキュアパートU専用
【運用区間】 小名浜〜広島(タ)と思われる
【その他】
 
2022.9.24作成
JOTU
571109_1

2016.6土浦駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 ダイセル化学工業株式会社
【輸送品目】 プラクセルM専用
【運用区間】 大竹〜小名浜
【その他】
 ダイセル化学工業(株)は、大竹〜小名浜間でPLACCEL M専用のUT9C-5026を利用した輸送を行っていた。(⇒こちらを参照)
 上記JOTU571056_2は、目撃した2011年12月には大竹〜郡山(タ)で運用されていたが、今回目撃した際は、UT9C形式と同様に大竹〜小 名浜の運用であった。やはり郡山(タ)への輸送は、小名浜駅の被災による一時的なものであったと思われる。

2016.6.25作成
JOTU
571122_9

2010.12神栖駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱化学株式会社
【輸送品目】 エチレンカーボネート
【運用区間】 神栖〜四日市・東水島(荷票の写真はこちら
【その他】
 三菱化学(株)鹿島事業所から旭化成ケミカルズ(株)水島製造所へ運用されているほか、三菱化学(株)四日市事業所への運用も目撃している。鹿島から四 日市・水島という東日本と西日本の石油化学コンビナート間を結ぶ鉄道輸送であり興味深い。

2012.7.11作成 2016.7.27訂補
JOTU
571126_0

2018.1東水島駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱ケミカル株式会社
【輸送品目】 無水マレイン酸専用
【運用区間】 東水島〜東京(タ)(荷票の写真はこちら
【その他】
 三菱ケミカル(株)は1971(昭46)年より水島事業所において、C4留分を原料として無水マレイン酸の生産をスタートし、現在はブタンを原料として 生産を行っている。
 無水マレイン酸の用途は多岐に亘るが、本輸送の着荷主は川崎化成工業 (株)であり、有機酸(フマル酸、コハク酸)の原料として使われている模様。

2018.1.28作成
JOTU
621003_1

2015.2大宮操駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱マテリアル電子化成株式会社
【輸送品目】 無水フッ化水素酸
【運用区間】 秋田貨物〜東京(タ)と思われる
【その他】
 三菱マテリアル電子化成(株)は、秋田市に本社事業所を置く化学メーカーで、前身の1社には1938年に設立された東北肥料 (株)が あり、羽後牛島駅から分岐していた専用線の印象が強い。またFSA専用のUT3Cコンテナを所有していた(株)トーケムプロダクツの社名も思い出される。
 同社はフッ素化成品や高純度半導体関連材料を中心とした化学メーカーである。

2015.2.22作成
JOTU
671019_2

1998.3幸田駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 武田薬品工業株式会社
【輸送品目】 ポリプロピレングリコール
【運用区間】 広島(タ)〜宇都宮(タ)
【その他】
 着荷主は(株)日立製作所であった。
 尚、武田薬品工業(株)のポリプロピレングリコール(PPG)輸送は、新南陽〜清水でタンク車によっても行われていた。清水には日立製作所の工場があ り、か つては清水港線から専用線も敷設されていたが、このPPG輸送の到着荷主も日立製作所だったのかもしれない。

 武田薬品工業(株)のPPG事業は2001年に三井化学(株)との合弁となり、その後は武田薬品が合弁事業から手を引き三井化学に吸収されたため、現在 の生産拠 点は三井化学(株)岩国大竹工場徳山分工場となっている。

2012.7.1作成 2022.9.24写真差替
JOTU
671060_7

2012.6金沢(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 味の素物流株式会社
【輸送品目】 味液
【運用区間】 東京(タ)〜金沢(タ)
【その他】
 「味液」と言えば味タム≠フ愛称で知られた味の素(株)所有のタム5000形による輸送と著名であったが、既に過去帳入りして久しく12ft私有コン テナ に転換されただけでなく、ISOタンクコンテナ化されたものもある。
 金沢(タ)着のこの輸送は着荷主が、大野醤油製造協業組合鶴屋(株)石動基地の2社で年間輸送量は1,800トン。金沢貨物駅に トッ プリフターが配備されたことからISOタンクコンテナによるモーダルシフトに踏み切り、2002年5月から輸送が開始された。
(参考文献:『環境にやさしいモーダルシフト』国土交通省 関東運輸局、2004年、12頁。web で閲覧可能

2012.7.21作成

JOTU
671134_7

2015.7神栖駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 花王株式会社と思われる
【輸送品目】 テトラニル L6-88E2専用
【運用区間】 神栖〜安治川口
【その他】
 テトラニルL6-88E2は花王(株)が製造するカチオン系界面活性剤と思われる。
 鹿島工場で製造した原料を和歌山工場に輸送しているのであろうか。

2015.9.20作成
JOTU
671158_4

2017.8東水島駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 花王株式会社と思われる
【輸送品目】 ターシャリードデシルメルカプタン
【運用区間】 不明
【その他】
 花王(株)のwebサイトによると、同社のn-ドデシルメルカプタンは「チオカルコール 20」という製品名である。主な用途は、乳化重合調整剤で特に MMAの分子量調整剤として有用とのこと。

2017.8.30作成
JOTU
671163_0

2003.4和歌山港駅付近
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 花王株式会社と思われる
【輸送品目】 コンクリート混和剤専用
【運用区間】 安治川口・大阪(タ)など〜苫小牧・札幌(タ)と 思われる
【その他】
 花王(株)和歌山工場でコンクリート混和剤が製造されているかは不明だが、同工場の出荷拠点的な駐車場に留置されているシャーシに載せられていた。
 タンク体に「札幌(貨)〜苫小牧コキ50000形式積載可」とわざわざ書かれているのはなぜだろう?また「苫小牧」という表記も見られ、謎の多いコンテ ナである。

2013.6.9作成
JOTU
671164_5

2007.2京葉久保田駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 東レ・ファインケミカル株式会社
【輸送品目】 ジメチルスルホキシド専用
【運用区間】 京葉久保田〜東水島
 荷票(写真はこちら)は、東水島(日本化薬(株)厚狭)〜京葉久保田(東レ・ファインケミカル)の 「返 送私有」となっている。日本化薬(株)厚狭工場は山陽小野田市に存在するが、東水島駅からかなり離れている。ひょっとすると往路は新南陽駅に到着したのか もし れないが、返空時は何らかの都合で東水島までドレージしたのだろうか。
【その他】
 ジメチルスルホキシドの略称はDMSOで、溶媒として各種工業用に広く使われている。

2012.7.1作成
JOTU
671173_2

2003.5神栖駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 株式会社日輪
【輸送品目】 ノナンジアミン
【運用区間】 神栖〜東水島(荷票の写真はこちら
【その他】
 (株)クラレの工 場間 輸送に鉄道貨物輸送が活用されている。東水島駅か らクラレ西条までは長距離だがトラックで継走されているのであろう。

 クラレは2004年夏に「ジェネスタ」(耐熱性ポリアミド樹脂)の主要原料であるノナンジアミンの生産増強工事(増強後のノナンジアミンの生産能力 1,700トン)を完了させ、「ジェネスタ」の生産拡大体制(ニートポリマー能力3,000トン)を整備した。

◆原料モノマー ノナンジアミン
 ▽数量:年産1,700t(04年7月 +500t増設完了 投資額8億円)
 ▽設置場所:(株)クラレ鹿島事業所(茨城県鹿島郡神栖町大字東和田36)

◆ポリマー「ジェネスタ」
 ▽数量:年産3,000t(ニートポリマーベース)
 ▽設置場所:クラレ西条(株)(愛媛県西条市朔日市892)

(※(株)クラレwebサ イトよ り)

2012.7.8作成
JOTU
671214_8

2017.11岡山(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 JFEケミカル株式会社
【輸送品目】 フェノレート
【運用区間】 東京(タ)〜東水島(荷票の写真はこちら
【その他】
 JFEケミカル(株)千葉からJFEケミカル(株)笠岡への自社内輸送である。

2017.11.28作成
JOTU
671236_4

2011.8安治川口駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 花王株式会社と思われる
【輸送品目】 界面活性剤(アンヒトール20HD)専用
【運用区間】 不明
【その他】
 アンヒトール20HDは花王(株)の製品で、成分名はラウリルヒドロキシスルホベタインである。用途は化粧品用シャンプー、ボディーソープである。花王 (株)の 工場間輸送に使われているのであろうか。

2015.12.6作成
JOTU
671267_8

2011.12広島(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三井化学株式会社と思われる
【輸送品目】 アクリルアマイド専用
【運用区間】 不明
【その他】
 タンク体に「茂原1」の表記がある。三井化学(株)茂原分工場は、 アクリルアマイドの生産を行っている。同工場からはUT9AやUT10Cといった私有 20ftタンクコンテナでアクリルアマイドが製紙メーカーに輸送されているため、このISOタンクコンテナ輸送も同様に製紙メーカー向けの輸送であろう か。

2012.8.5作成
JOTU
671282_6

2011.8安治川口駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 花王株式会社
【輸送品目】 コンクリート混和剤専用
【運用区間】 不明
【その他】
 タンク側面に「商品名 マイテイHS」の表記がある。

2012.7.22作成
JOTU
671287_3

2019.9姫路貨物駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 株式会社日本触媒と思われる
【輸送品目】 アクリル酸メチル専用
【運用区間】 姫路貨物〜熊本と思われる
【その他】
 タンクに「熊本−梅田コキ50000形式積載可(上端第一限界)」との記載があるため、姫路貨物駅から熊本への運用と思われる。

 熊本向けということで考えると、日本合成化学工業(株)のアクリル系粘着剤(コーポニール)の原料であろうか。ただ同社熊本工場がコーポニールを製造し ているかは不明。

2019.9.16作成
JOTU
671304_1

2007.9新南陽駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本ポリウレタン工業株式会社と思われる
【輸送品目】 MDI専用
【運用区間】 不明
【その他】

2012.7.29作成
JOTU
671313_9

2003.10小名浜駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 呉羽化学工業株式会社(現、株式会社クレハ)と 思われる
【輸送品目】 モノクロロベンゼン専用
【運用区間】 小名浜〜梅田
【その他】
 (株)クレハ いわき事業所では、モノクロロベンゼン、パラジクロロベンゼン、オルソジクロロベンゼンの製造を行っている。

2012.7.14作成
JOTU
671318_6

2015.8京葉久保田駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 東レ・ファインケミカル株式会社と思われる
【輸送品目】 ジメチルスルホキシド専用
【運用区間】 京葉久保田〜名古屋(タ)
【その他】
 着荷主は不明であるが、1990年代半ばに東名古屋港駅付近で日本通運(株)中部支店所有のDMSO専用の12ftタンクコンテナを目撃したことがあ り、関 係あるだろうか?

2016.1.10作成
JOTU
671326_8

2011.12広島(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本製紙ケミカル株式会社
【輸送品目】 リグニン液専用
【運用区間】 不明
【その他】
 日本製紙ケミカル(株)はリグニン液の輸送にUT5E形式を使用しているが、ISOタンクコンテナを用いた輸送も行っている。

2012.7.28作成
JOTU
671338_1

2016.3東水島駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 荒川化学工業株式会社と思われる
【輸送品目】 サイズ剤専用
【運用区間】 東水島〜東京(タ)・苫小牧
【その他】
 荒川化学工業(株)は、1970年6月に水島工場の操業を開始した。1979年には同工場で製紙用表面サイズ剤「ポリマロン」の製造を開始し、1987 年に 設備増強を行っている。
 苫小牧着は王子製紙(株)や日本製紙(株)向けの輸送と思われるが、東京(タ)着の着荷主は不明である。
荒川化 学工業(株)水島工場

2016.4.3作成
JOTU
671342_1

2017.8東水島駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 星光PMC株式会社
【輸送品目】 サイズ剤専用
【運用区間】 東水島〜東京(タ)
【その他】
 JOTU671342_1が星光PMC(株)が荷主であったことから、上記JOTU671338_1は荒川化学工業(株)と想定していたが、同様に星光 PMCかもしれない。

2017.8.20作成
JOTU
671347_9

2012.2姫路貨物駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日触物流株式会社と思われる
【輸送品目】 界面活性剤専用
【運用区間】 姫路貨物〜倉賀野と思われる
【その他】
 (株)日本触媒は、酸化エチレンを原料に「ソフタノール」という界面活性剤を製造・販売している。
 群馬八幡駅に隣接してP&G(株)高崎工場がある た め、同工場向けの界面活性剤を輸送しているものと思われる。

2012.8.14作成
JOTU
671369_5

2009.9隅田川駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本蒸留工業株式会社
【輸送品目】 DAQ-50専用
【運用区間】 不明
【その他】
 日本蒸留工業(株)はUT8A-5039を 使用している。
 同社は本社が千葉県市川市高谷新町9-1で、日本触媒グループ企業の一員としてナフタリン蒸留会社として誕生し、これが社名の由来である。
 以来、主にカルバゾール、アントラキノン、フェナントレン等の多環芳香族化合物や、(メタ)アクリル酸金属塩等の生産を手掛けている。

2015.12.6作成
JOTU
671401_1

2015.10新潟(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 JSR株式会社と思われる
【輸送品目】 ラテックス
【運用区間】 四日市〜新潟(タ)と思われる
【その他】
 フレームに「四日市」の文字が入っており、JSR(株)四日市工場か ら北越紀州製紙(株)新潟工場向けのラテックス輸送に用いら れて いると思われる。

2015.10.11作成
JOTU
671413_5

2011.8安治川口駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 花王株式会社と思われる
【輸送品目】 界面活性剤(アンヒトール20AB)専用
【運用区間】 不明
【その他】
 アンヒトール20ABは花王(株)の製品で、成分名はラウリン酸アミドプロピルベタインである。用途は化粧品用シャンプー、ボディーソープである。花王 (株)の 工場間輸送に使われているのであろうか。

2015.12.6作成
JOTU
671430_4

2015.6金町駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本エイアンドエル株式会社
【輸送品目】 ラテックス
【運用区間】 京葉久保田〜名古屋(タ)
【その他】
 王子製紙(株)春日井工場向けにラテックス輸送を行ってい るのだろうか?

2015.6.27作成
JOTU
671447_5

2007.9新南陽駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 昭和電工株式会社と思われる
【輸送品目】 クロトンアルデヒド専用
【運用区間】 不明
【その他】
 昭和電工(株)徳山事業所では、アセトアルデヒドを原料にクロトンアルデヒドを製造している。クロトンアルデヒドの用途は、溶剤原料や防腐剤原料であ る。

2016.1.10作成
JOTU
671452_0

2011.8姫路貨物駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 不明
【輸送品目】 HF専用
【運用区間】 姫路貨物〜大竹
【その他】
 HFは「フッ化水素」である。関西地方にはフッ素化合物メーカーが複数あり、ステラケミファ(株)、森田化学工業(株)、ダイキン工業(株)の各社であ る。しかし事 業所はいずれも堺泉北地区にあるため、姫路貨物駅を発駅に使っているのは違和感を感じる。

2015.11.14作成
JOTU
671457_8

2012.9西岡山駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 JFEケミカル株式会社と思われる
【輸送品目】 無水タール専用
【運用区間】 東水島〜不明
【その他】
 JFEケミカル(株)の無水タールは、高炉マッド用バインダーとしては圧倒的なシェアーを有し、最近では造粒活性炭や黒鉛坩堝、特殊炭素製品等幅広い用 途で 使用されている。
 同社は倉敷市に西日本製造所・倉敷工場がある。

2016.1.10作成
JOTU
671514_7

2011.9東水島駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 触媒化成工業株式会社
【輸送品目】 カタロイド
【運用区間】 北九州(タ)〜東水島
また下記のような表記がタンク体の左下にある。
 北九州駅〜西岡山駅間:総重量24,000kg
 北九州駅〜黒井駅間:総重量20,000kg
【その他】
 日揮化学(株)と触媒化成工業(株)が2008年7月1日に合併し、日揮触媒化成(株)が発足した。
 カタロイドは旧触媒化成工業の水系シリカゾルで、触媒担体、各種バインダー、研磨材料に使われる。カタロイドは同社の北九州事業所(北九州市若松区北湊 町13-2)で製造されている。

 尚、触媒化成工業は、カタロイドの輸送をUT5E-9などでも行っている(こちらを参照)。

2013.1.13作成
JOTU
671517_3

2015.10隅田川駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱レイヨン株式会社と思われる
【輸送品目】 アクリルアマイド専用
【運用区間】 不明
【その他】
 かつて隅田川駅構内で三菱レイヨン(株)の出資するダイヤニトリックス(株)が使用するアクリルアマイド専用のUT9C-5053を 目撃したが、この代替としてISOタンクコンテナが登場したのかもしれない。
 尚、ダイヤニトリックス(株)は2013年3月31日付で三菱レイヨン(株)に吸収合併された。三菱レイヨン(株)は横浜事業所にアクリルアマイドで年 産能力3万ト ンを有している。用途は製紙用薬剤(紙力増強剤、濾水性向上剤)原料・高分子凝集剤原料として用いられるほか、各種化学品合成原料として使用される。

2015.12.6作成
JOTU
671519_4

2011.8姫路貨物駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日触物流株式会社と思われる
【輸送品目】 界面活性剤専用
【運用区間】 姫路貨物〜北九州(タ)
【その他】
 (株)日本触媒は、酸化エチレンを原料に「ソフタノール」という界面活性剤を製造・販売している。

2015.11.14作成
JOTU
671534_2

2018.1安治川口駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 ダイセル化学工業株式会社と思われる
【輸送品目】 無水酢酸専用
【運用区間】 安治川口〜黒井と思われる
【その他】
 かつてダイセル化学工業(株)所有のタキ3700、18700形によって安治川口〜新井間で、氷酢酸の輸送が行われていた。この輸送がISOタンクコン テナ化されたものと思われる。

2018.1.28作成
JOTU
671536_3

2019.8東水島駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本ゼオン株式会社
【輸送品目】 ジシクロペンタジエン専用
【運用区間】 東水島〜福岡(タ)(荷票の写真はこちら
【その他】
 発荷主は日本ゼオン(株)、着荷主は三井化学(株)大牟田であった。

2019.9.16作成
JOTU
671589_3

2021.12倉敷駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱ケミカル株式会社と思われる
【輸送品目】 アクリルアマイド専用
【運用区間】 横浜羽沢〜釧路貨物など
【その他】
 旧、三菱レイヨン(株)横浜事業所が発荷主と思われる。釧路貨物駅着は、日 本製紙(株)釧路工場向けの輸送であろうか。ただ同工場は、2021年8月16日に紙生産を終了しているため、アクリルアマイドの輸送需要 は消滅したと思われる。

2021.12.11作成
JOTU
671601_4

2016.3倉敷駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三菱レイヨン株式会社と思われる
【輸送品目】 アクリルアマイド専用
【運用区間】 東京(タ)〜秋田貨物・東水島
        隅田川〜八戸貨物
【その他】
 三菱レイヨン(株)は、横浜事業所でバイオ法による年産3万トンのアクリルアマイドの製造設備を有する。アクリルアマイドは、製紙用薬剤(紙力増強剤、 濾水 性向上剤)原料、高分子凝集剤原料として用いられるほか、各種化学品合成原料として使用される。
 秋田貨物着は日本製紙(株)秋田工場、八戸貨物駅着は三菱製紙(株)八戸工場向けに輸送されていると思われる。東水島駅着 は、大王製紙(株)三島工場向 けで あろうか。

2016.4.3作成
JOTU
671669_4

2019.7岡山(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 丸善石油化学株式会社
【輸送品目】 ジシクロペンタジエン専用
【運用区間】 東京(タ)〜東水島(荷票の写真はこちら
【その他】
 発荷主は丸善石油化学(株)、着荷主は中国精油(株)水島工場であった。
 丸善石油化学(株)は、高純度ジシクロペンタジエンの販売を行っており、千葉工場で製造している模様。

2019.7.14作成
JOTU
671692_4

2020.1安治川口駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 花王株式会社
【輸送品目】 (LAS-S剤)ネオペレックスGS専用
【運用区間】 不明
【その他】
 ネオペレックス GSは、花王(株)の製品で「アルキルベンゼンスルホン酸」である。用途は工業用洗浄剤、汎用湿潤浸透剤、乳化重合用乳化剤、洗剤配合基剤である。

2022.9.24作成
JOTU
671696_6

2021.12倉敷駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 JFEケミカル株式会社
【輸送品目】 フェノレート/炭酸ソーダ
【運用区間】 東京(タ)〜東水島
【その他】
 JFEケミカル(株)千葉からJFEケミカル(株)笠岡への自社内輸送である。

2021.12.11作成

JOTU
771010_8

2009.9倉賀野駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 信越化学工業株式会社
【輸送品目】 シロキサン(SX-4)
【運用区間】 倉賀野〜南福井と思われる
【その他】
 シロキサンとは、ケイ素(Si)と酸素(O)が交互に結合してポリマーが形成された状態のことをいい、シロキサン結合と呼ばれるシリコーンの主骨格と なっている。
 信越化学工業(株)群馬事業所で製造されたシロキサンを武生工場でシリコーンにするための原料輸送をISOタンクコンテナで行っているものと思われる。

2012.8.14作成
JOTU
771104_3

2012.9岡山(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本ゼオン株式会社と思われる
【輸送品目】 シクロペンタノン
【運用区間】 不明
【その他】
 特定フロン、1,1,1-トリクロロエタンの環境問題より、これに代わる新たな洗浄剤、並びに洗浄技術が求められ、日本ゼオンはこうした要求に応えるべ く、従来電子材料分野で溶剤として実績のある「シクロ ペンタノン」を新たに代替洗浄剤として紹介しているとのこと。

2016.1.10作成
JOTU
771109_0

2008.7神栖駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 株式会社クラレと思われる
【輸送品目】 MPD
【運用区間】 神栖〜名古屋(タ)
【その他】
 MPDは3-メチル-1.5-ペンタンジオールのことで、(株)クラレ鹿 島工場で製造されている。クラレのジオール類は、独自の合成技術を生かしたオン リー ワン製品であり、ポリウレタン樹脂、グラビアインキ、スパンデックス繊維や各種樹脂改質剤などの原料として幅広く使われている。

2012.8.13作成
JOTU
771126_0

2011.9東水島駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本ゼオン株式会社
【輸送品目】 ジシクロペンタジエン専用
【運用区間】 東水島〜郡山(タ)
【その他】
 日本ゼオン(株)はC5留分の有効利用を進めており、その一環として水島工場で生産された高純度ジシクロペンタジエン(DCPD)を原料とするRIM成 形品 工場を米沢市に建設した。工場は日本ゼオン全額出資のゼオンケミカルズ米沢 (株)として別会社として発足した。そして原料のDCPDの輸送は、1998年4月から東水島〜郡山(タ)間で開始された。鉄道貨物を利用 したISOタンクコンテナによる危険物輸送としては我が国初の事例で あっ た。(※拙web「日本ゼオン(株)」 参照)
ゼオンケミカルズ米沢(株)
2012.11.18作成
JOTU
771194_8

2012.6岐阜(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 東亞合成株式会社
【輸送品目】 アクリル酸ジメチルアミノエチル専用
【運用区間】 名古屋(タ)〜東水島
【その他】
 東亞合成(株)名古屋工場からMTアクアポリマー(株)坂出工場へ運用されている。
 MTアクアポリマー(株)は東亞合成(株)51%、三井化学(株) 49%を出資す る高分子凝集剤を中心とした、水処理薬品の製造販売をする会社で、2006年10月に設立された。工場は茂原と坂出の2カ所である。

2015.11.29作成
JOTU
771239_5

2019.7岡山(タ)駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 日本乳化剤株式会社と思われる
【輸送品目】 MFG-SS専用
【運用区間】 東京(タ)〜新南陽と思われる
【その他】
 MFG-SSは、メチルプロピレングリコールSSである。
 日本乳化剤(株)は、(株)日本触媒の100%出資子会社で、生産拠点は川崎工場と鹿島工場である。

2019.8.15作成
JOTU
871016_5

2011.12大竹駅
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 三井化学株式会社
【輸送品目】 4MP-1
【運用区間】 大竹〜東京(タ)
【その他】
 かつて4MP-1(4メチルペンテン1)は大竹〜前川間の三井化学(株)の工場間をタンク車輸送されていた。しかし2000年7月にISOコンテナに転 換さ れた。輸送規模は年間6,000トンである。
(※「貨物取扱駅と荷主」の「大竹駅」の三井化学の項を参照)

2012.8.14作成
JOTU
871054_5

2012.9新南陽駅(許可を得て撮影)
【所 有者】 日本石油輸送株式会社
【借受者】 株式会社トクヤマと思われる
【輸送品目】 酸化プロピレン
【運用区間】 不明
【その他】
 (株)トクヤマは徳山コンビナートで酸化プロピレンを製造し、三井化学(株)にパイプラインで供給し、三井化学はポリプロピレングリコール (PPG) の原料として消費している。
 また酸化プロピレンは不飽和ポリエステル樹脂の基礎原料にもなる。

2012.9.29作成

計94種類(2022.9.24)

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