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◆専用線集積と専用線センター
2001.12作成 2010.10更新中
 石油・セメント・LPG等は消費都市周辺に貯蔵基地が設置され、専用線の敷設によってタンク車(又はホッパ車)で供給されていた。
 各駅に散在して設置された各社のこれら専用線は、昭和40〜50年代にかけて専 用 線センター(又は専用線ターミナル)とでも云う べき集約駅に整理・統合する動きが各地で見られ、そのような集約駅の多くには主に「通路線」として使用される共同専用線の存在が特徴的であった。この共同専用線は自治体、公社、株式会 社な ど事業形態には様々な形があるが公共臨港線に通ずる公共性≠持ったインフラであると考えられる。しかしこのような集約化の動きは、その後の鉄道貨物輸 送の衰 退に伴い頓挫した形になってしまう。
 ここではそのような共同専用線≠フ存在した(する)駅と共同専用線は存在しないものの石油・セメント・LPG等の専用線が集積していた都市圏の各駅に ついて纏めている。尚、専用線は石油・セメント・LPGなどに着目して纏めている。

<目次>
帯広都市圏(西帯広駅、帯広駅、札内駅、木野駅)
旭川都市圏
北見都市圏(上常呂駅、東相ノ内駅、端野駅、美幌駅)
札幌都市圏
二枚橋駅(現、花巻空港駅)
村崎野駅
漆山駅
蔵王駅
郡山都市圏(矢吹駅、須賀川駅、安積永盛駅、郡山(タ)駅、郡山駅、本宮駅)
元善光寺駅
沢渡駅
坂祝駅
寺井駅
湖山駅
熊本都市圏


■帯広都市圏  
所 管駅
専 用者
1967
年版
1970
年版
1975
年版
1983
年版
備   考
西帯広
北海酸素

×
×
×

帯広
三菱石油




1996年3月ダイヤ改正まで帯広(貨)〜帯広(本)に臨時石油専用列 車が設定
1997年3月ダイヤ改正で廃止。尚、帯広駅は1996年11月に高架化
帯広
帯広地区石炭施設利用協同組合



×

帯広
帯広瓦斯





帯広
帯広石油
ゼネラル石油

×
×
×
共有線
帯広 (貨)
帯 広市産業開発公社(第1)




通路線
帯広 (貨)
大協石油



帯広市産業開発公社(第1)から分岐
帯広 (貨)
鰍ルくさん




帯広市産業開発公社(第1)から分岐
帯広 (貨)
帯 広市産業開発公社(第2)




通路線
帯広 (貨)
帯 広市産業開発公社(第2工業団地)




通路線
帯広 (貨)
日本石油




帯広市産業開発公社(第2)工業団地専用線から分岐
現在は日本OT帯広営業所となり本輪西駅からのタンク車輸送継続
帯広 (貨)
共同石油




帯広市産業開発公社(第2)工業団地専用線から分岐
帯広 (貨)
出光興産




芽室町専用線から分岐
札内
日本石油



×

札内
出光興産




日本石油線に接続 1983年版では通路線(貨物取扱廃止)
札内
丸善石油




出光興産線に接続
札内
シェル石油

×
×
×
丸善石油線に接続
札内
岩谷産業




丸善石油線に接続
札内
モービル石油



×
シェル石油線に接続 1970年版以降は岩谷産業線に接続
木野
昭和石油
三井物産




共有線 1975年版以降は昭和石油鰍フみ
−:未開通 ○:存在 △:使用休止等 ×:廃止


■北見都市圏  
所 管駅
北 見駅
からの
営業キロ
専 用者
1967
年版
1970
年版
1975
年版
1983
年版
備   考
上常呂

7.8km
北見菱雄石炭販売
丸善石油竃k海道支店




共有線 1970年版では竃k見菱雄、1975年版以降は潟潟ーユウ
1970年版以降は丸善石油
東相ノ内
7.3km
出光興産葛路支店




1970年版以降は出光興産
東相ノ内
7.3km
北見市長





東相ノ内
7.3km
大協石油




北見市専用線分岐
端野
6.3km
モービル石油





端野
6.3km
ゼネラル石油



×
1970年版では使用休止(1970.12.31まで)
美幌
25.1km
美幌石炭施設事業協同組合
[第三者使用 日本石油馨





美幌
25.1km
鰍ルくさん




1967年版では北海酸素梶@1983年版では第三者使用者に日本石油
美幌
25.1km
シェル石油



×

−:未開通 ○:存在 △:使用休止等 ×:廃止


■二枚橋駅(現、花 巻空港駅)  
所 管駅
専 用者
第 三者利用者
作 業
方法
作 業
キロ
総 延長
キロ
記 事
真 荷主
通 運事業者等
二枚橋
日本重化学工業

日本通運
くみあい運輸倉庫
日通機
私有機
0.4
0.7
花巻開発専用線に接続
二枚橋
シェル石油

くみあい運輸倉庫
私有機
手 押
0.1
0.1
花巻開発専用線に接続
二枚橋
くみあい肥料

くみあい運輸倉庫
私有機
移動機
0.3
0.5
花 巻開発専用線に接続
二枚橋
岩手くみあい飼料
全国農協連
くみあい運輸倉庫
私有機
移動機
0.5
1.1
二枚橋
花巻開発専用線
日本重化学工業
くみあい肥料
岩手くみあい飼料
シェル石油
くみあい運輸倉庫
私有機
0.5
0.8

「昭和58(1983)年版 専用線一覧表」より




■村崎野駅  
所 管駅
専 用者
第 三者利用者
作 業
方法
作 業
キロ
総 延長
キロ
記 事
真荷主
通運事業者等
村崎野
東北ポール


私有機
手押
0.7
0.8

村崎野
ピーエス・コンクリート


私有機
手押
0.3
0.3

村崎野
北上市開発公社


私有機
1.0
1.3

村崎野
昭和石油

日本通運
私有機
0.2
(共用0.1)
0.1
北上市開発公社線接続
村崎野
東北ユーロイド工業


私有機
1.0
(共用0.9)
0.1
北上市開発公社線接続
村崎野
雪印種苗


私有機
1.0
(共用0.9)
0.1
北上市開発公社線接続
「1983(昭和58)年版 専用線一覧表」より


■漆山駅  
1998年4月7日調査


■蔵王駅  



■郡山都市圏  
所 管駅
郡 山駅から
の営業キロ

専 用者
1967 年版
1970 年版
1975
年版
1983
年版
備  考
矢吹
23.3km
共同石油



×

矢吹
23.3km
セントラル石油瓦斯



×
共同石油線に接続
須賀川
11.6km
日本石油



×

安積永盛
4.9km
日本通運
[第三者使用者]
三菱石油
出光興産
エッソ・スタンダード
石油

ゼネラル石油
[第三者使用者]
出光興産
大協石油
×
×

安積永盛
4.9km
出光興産



×

安積永盛
4.9km
秩父セメント





郡山 (タ)
3.3km





セメントターミナル褐S山営業所は 1977年3月開業
郡山
0.0km
シェル石油



×

郡山
0.0km
伊藤燃料





郡山
0.0km
住友セメント




日東紡績線に接続
郡山
0.0km





日本オイルターミナル郡山営業所は 1968年12月開業
本宮
14.0km
潟~ツウロコ




1999.3.31現地調査
潟~ツウロコ 本宮営業所(ゼネラルオートガスあり)
本宮
14.0km
日通商事




1999.3.31現地調査
日通商事褐S山支店 郡山LPガス(事) 本宮LPガス充填所
(三井モーターガスあり、許可年1961年10月2日)
本宮
14.0km
橋本産業




1999.3.31現地調査
橋本産業兜沒工場 大洋煉炭 福島工場
(日石のタンクローリー、灯油・LPGタンクあり)
−:未開通 ○:存在 ×:廃止


■元善光寺駅  
所 管駅
専 用者
第 三者利用者
作 業
方法
作 業
キロ
総 延長
キロ
記 事
真 荷主
通 運事業者等
元善光寺
東洋石油

日本通運
日通機
0.1
0.1

元善光寺
轄タ光寺協同専用線センター
渠ツ国油店
四日市油槽
椛蝟恟、店
秩父セメント
小野田セメント
飯田中央農業協同組合
日本通運
埼北自動車
三岐通運
協立石油輸送
日通機
0.4
1.0

「1983(昭和58)年版 専用線一覧表」より

1997 年3月9日調査


■坂祝駅  
*坂祝駅の地図及びセメント輸送については、拙web「セ メント貯蔵基地」の「坂 祝駅」を参照。
*1996年の時点でセメント以外の日通商事鰍ヘ専用線廃止、日本農産工業鰍フバルクセンターは廃屋同然だった。


■寺井駅  

2001.10電気化学工業叶齬p線

2001.10大城物産叶齬p線跡
出光系LPG販社。社名が大城エネルギーとなっているようだった

所 管駅
専 用者
第 三者利用者
作 業
方法
作 業
キロ
総 延長
キロ
記 事
真荷主
通 運事業者等
寺 井
兜x士精工本社

日本通運
国鉄動車
手押
0.3
0.1
根上町線に接続
寺 井
大城物産

日本通運
国鉄動車
0.4
0.1
根上町線に接続

寺 井
電気化学工業

デンカセメント北陸
サービス
電化
サービス機
0.6
0.7
根上町線に接続

寺 井
根上町


国鉄動車
0.2
0.5

「1983(昭和58)年版 専用線一覧表」より


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