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◆石油販売商社・LPG製造販売商社

目次

岩谷産業 セントラル石油瓦斯
ミツウロコ
サンリン
ゼネラル瓦斯

橋本産業

日通商事

住福燃料
日本酸素
東邦アセチレン
エア・ウォーター



1 岩谷産業

1-1 岩谷産業

I 各社との提携

各社との提携は主にT-1のLPG事業に於ける物流合理化T-2LNG事業に於ける販売事業への共同参加 である。

II 専用線一覧

札内  S42 札内には日本石油,出光興産,丸善石油,岩谷産業の専用線が集まっていた。
S58札内には出光興産,丸善石油,岩谷産業の専用線が残っていたが出光は休止され通路線になっていた。

永山 S42 北海道石油瓦斯・岩谷産業共有線 S58も同様。

北海道石油瓦斯はS42で永山,中湧別,岩見沢。S58には中湧別が無し。

名寄 s42で金沢木工場と岩谷産業の共有専用線あり S58も同様。但しBに北部石炭(株)あり。

本輪西 S42日本石油精製のB。S58も同様。

函館 S42函館市第二のB。 S58も同様。

五所川原 S42 S58

漆山 S42 住友セメント線に接続。 S58も同様。

塩釜埠頭 S42 (株)亀井商店の第三者使用に三菱石油(株)・富士運輸倉庫(株)・日本石油輸送(株)・岩谷産業(株)があり。当時亀井は上盛 岡,宮古港,山ノ目(東北本線),花巻に専用線を持っていた。


岩沼 S42 S58 S42はBにセントラル石油瓦斯

倉賀野 S42 S58

根岸 S42日本石油精製のBに日本石油(株),日新運輸倉庫(株),横浜石油運送(株),日本石油瓦斯(株),岩谷産業(株)あり。
 S58日本石油精製のBに日本石油(株),日新運輸倉庫(株),横浜石油企業(株),日本石油瓦斯(株),岩谷産業(株),日本オイルターミナル(株) あり。

 
四日市 S42 大協石油のBに日本鉱業,セントラル石油瓦斯,日本酸素,岩谷産業等がある。

敦賀 S42 S58 H?視認 現状忘


粟津 S42 小松陶業(株),岩谷産業(株)共用
    S58 専用者は岩谷産業でBに帝国白土(株)となっている。

  
東金沢 S42

高岡 S58荻布倉庫(株)のBに岩谷産業あり。


東富山 S42 不二越鋼材工業,大協石油,岩谷産業
      S58 不二越,四日市油槽,岩谷産業
      H13現地視認。不二越の工場はあったもののコスモ,岩谷両油槽所は完全になくなっていた。テニスコートになっているあたりか?

和倉 S42


王子  S42もS58も岩谷産業(株)・シェル石油(株)共用線あり。

和田山 S42

伯耆大山 S42版の専用線一覧表には日本パルプ工業(株)米子工場が2線に岩谷産業,三菱液化瓦斯(株)がある。S58では三斐液化瓦斯(株)が ある。三斐と三菱はどちらかが誤植か?

伯耆大山は1998(H10)年8/10に訪問した。
大陽東洋酸素(株) 米子営業所にLPGタンクがあった。大陽東洋酸素は三菱化学系である。三菱液化ガスから移管?


出雲市 S42版 S58

西浜田 S42版

大竹 S42 日本通運のBに興亜石油,岩谷産業,大洋プロパンあり。
    S58 五社協定線に接続で日本通運(株)の専用線あり。そのBに興亜石油(株),岩谷産業(株),興亜石油ガス(株),ダイセル化学工業あり。

大分港 S58 日本鉱業のBに岩谷産業あり。

竜田口 S42日石と岩谷があり。鶴崎から到着か?

佐土原 S42 佐土原町のBに岩谷産業(株),宮崎プロパンガス(株),中川ヒューム管(株),東洋プロパンガス(株),宮崎県経済農協連があ り。

谷山 S42


III 私有貨車一覧(S54年度版私有貨車一覧より)

永山(1),根岸(9+4),東水島(1+13+2),大分港(1),漆山(1),五所川原(1),岩沼(2),総計35両



1-2  セントラル石油瓦斯
岩谷産業系の石油・LPG販売会社。昭和シェル石油

「社名]
「営業所名」

[住所]
[専用線接続駅]
[設立年月日]
[保有私有タンク車常備駅]
[特記事項・その他現況など]
セントラル石油瓦斯株式会社
CENTRAL SEKIYU GAS CORPRATION
本店/東京都千代田区永田町2丁目10番2号712
本社事務所/〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-14-2 東八重洲シティビル7階
昭和34年年3月10日
シェル石油(株)とのLPガス国内一手販売契約成立に伴い、東京港区芝田村町(現・港区新橋2丁目)に払込資本金3,000万円をもって設 立。
株主/岩谷産業株式会社
      昭和シェル石油株式会社
      日本瓦斯株式会社

払込資本金/463,101,500円(授権資本金 12億円) 

※営業所を地域子会社に分社化した様である。




北海道セントラルガス株式会社
北海道札幌市白石区中央一条4丁目3番76号

昭和41年10月1日

札幌営業所
北海道札幌市白石区中央一条4丁目3番76号


室蘭営業所
北海道室蘭市港北町1-1-1

本輪西 S42 中卯商会のB。 S58 も同様。出荷基地であろう。




第一興業?
登別

S42 第一興業のB





秋田セントラルガス株式会社
秋田県秋田市牛島西1丁目6番14号
昭和63年8月1日

羽後牛島 S58





岩谷産業
岩沼

S42 岩谷のB




福島セントラルガス株式会社
福島県西白河郡矢吹町赤沢831番地
平成11年8月27日 S42には矢吹に専用線あり。
CSGの関連会社に 株式会社福島シー・エス・ジーガスセンターもある。




栃木セントラルガス株式会社
栃木県宇都宮市屋板町1190番地1
昭和54年12月25日
宇都宮営業所
栃木県宇都宮市屋板町1190番地1


那須営業所
栃木県黒磯市材木町2番37号


小山営業所
栃木県小山市花垣町2丁目11番22号
当駅常備の私有LPG貨車を3両保有。
(S54.3.31現在)
S42専用線あり。1999(H11)3 末,訪問。
セントラル石油瓦斯(株) 栃木支店(昭シェ系)
(株)北関東CSGセンター
栃木セントラルガス(株)
 以上の3つが同一箇所にあった。
他の関連会社に小山都市瓦斯(株)もある。
ここから各営業所に送っていたか?
因みに昭シェルは小山油槽所をH?に廃止した。同油槽所とCSGの位置関係は忘である。
両毛営業所
栃木県足利市借宿町420番1


高根沢営業所
栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺2134番地1






つくばセントラルガス株式会社 茨城県つくば市大字手子生924番地






長島セントラルガス株式会社
千葉県佐原市佐原ロ2028番地10
長島石油株式会社及びセントラル石油瓦斯株式会社が出資。




常総セントラルガス株式会社 千葉県銚子市三崎町2丁目2682番地の2





埼玉セントラルガス株式会社 埼玉県日高市大字田波目字新田脇391番地1 昭和54年1月18日
日高営業所
埼玉県日高市大字田波目字新田脇391番1

上尾営業所
埼玉県上尾市大字上字町谷175番地4

東京営業所
東京都保谷市東町4丁目15番12号





昭和シェル石油
 川崎精油所 
東亜石油
 川崎精油所 


◆首都圏の昭和シェル石油の供給元は此の2カ所である。
併しS58年当時この2カ所の専用線使用者にセントラル石油瓦斯は見あたらない。(当時川崎精油所は昭和石油。また浜安善にシェル石油の専用線があるがこ れにも名前はない。)S54の私有貨車表に於いて昭和石油,シェル石油更に東亜石油(当時は未だ共石系だったかも)の私有LPGタンク車で首都圏に常備が 無く,セントラル石油の基地のある平塚,小山にLPGタンク車が常備されている。他所ではBに名前が挙がるのに此処では出てこないのはどう云う訳か?




セントラルガス株式会社 神奈川県平塚市久領堤1番14号 昭和62年4月1日 CSGの関連会社に株式会社神奈川シー・エス・ジーガスセンターがある。
湘南営業所
神奈川県平塚市久領堤1番14号 相模貨物駅常備の私有LPG貨車を1両保有。
(S54.3.31現在)
平塚    S42 国鉄馬入川砂利線か ら分岐
相模貨物 S58
周辺の営業所にここから配送か?
横浜営業所
神奈川県横浜市緑区中山町740番地3
スーヴラン寺前1階


横須賀営業所
神奈川県横須賀市内川1丁目2番15号

秦野営業所
神奈川県
秦野市北矢名666番地367






静岡セントラルガス株式会社
静岡県清水市山原174番地の1 昭和63年10月1日

中部営業所
静岡県清水市山原174番地の1

西部営業所
静岡県袋井市高尾2084番地の1
S42,S58ともに専用線あり。
清水基地
静岡県清水市横砂2252番地の1
昭和シェル石油(株)内

現在は袋井まではここから配送であろう。




株式会社カサイセントラルガス 静岡県庵原郡蒲原町蒲原22番地の5 平成9年3月13日 セントラル石油瓦斯株式会社及び笠井茂が主要株主




大協石油
四日市駅

S58 大協石油のBに岩谷産業とともにセントラル石油瓦斯あり。
大協からも供給を受けていたのか?
昭和四日市石油
塩浜駅
当駅常備の私有LPG貨車を2+15+3=20両保有。
(S54.3.31現在)
S58 昭和四日市石油のBにもあり。LPG供給元であろう。
愛知瓦斯株式会社 愛知県岡崎市広幡町5番地10 昭和42年8月15日




セントラル石油瓦斯(株)

汐見町駅


S42




昭和石油(株)
新潟精油所
東新潟港駅(大形)
当駅常備の私有LPG貨車を3+3=6両保有。
(S54.3.31現在)
S58にはBに日本石油輸送(株),シェル石油(株),セントラル 石油瓦斯(株),日本オイルターミナル(株),日本陸運産業(株),昭新産業等がある。




富山セントラルガス株式会社 富山県高岡市荻布字川開678番地5 昭和44年3月1日
新湊 S58荻布倉庫(株)のBに日本重 化学工業(株),十條製紙(株),セントラル石油瓦斯(株),多田薬品工業(株),住友林業(株)があり。





2 ミツウロコ(サンリンゼネラル瓦斯

2−1 (株)ミツウロコ

T エクソン・モービル系のエッソ石油とモービル石油がLPG直販から撤退するに伴いその関東圏と近畿圏の一 部の事業をミツウロコが買収。
買収資産は@LPG充填施設(千葉県白井町,奈良県生駒市)ALPG販売施設(東京,埼玉,千葉,神奈川,大阪,奈良)BLPG配送施設(八王子市と横浜 市)Cゼネ石の販売子会社3社で総額60億円。

U 岩谷産業とLPG充填基地を相互利用

少なくとも北関東地域と岩手県で確認。

V 専用線一覧

本宮 S42 S58 

本宮を訪れたのは1999(H11)年3/31である。
(株)ミツウロコ 本宮営業所 (ゼネラル系)
オートガス プロパン 

下館 S42,S58ともに専用線あり。 

下館が廃止されたのは,H9年3月のダイヤ改正時と思われる。
電車で通ったのは1998(H10)年3/22である。

なお,1996(H8)年8/24には下館にYが一人で行っている。
(株)ミツウロコ 下館営業所
ゼネラルプロパンの表示があった。
なお専用線にいたタンク車2両には荷票は無かった。

ただしそこにいたタキ38000(ガソリン)は浮島町駅臨時常備で,
タキ9900(ガソリン)は浜五井駅臨時常備で,
それぞれ臨時専用種別が「石油類」になっていたため,
重油や軽油を運んできていたようだ。

新伊勢崎 S42

新栃木 S42

東花輪 S42 S58

東花輪に行った(2回目)のは2000(H12)年8/3である。
ミツウロコ 山梨支店
使用している。

2−2 サンリン(株)

長野 S42 サンリン。東京ガスのBにもサンリンと新潟燃料商船あり。
    S58 S42と同様。ただし社名が新潟燃商(株)となっている。

サンリンの長野は,YがFといっとに1996(H8)年8/25に訪れた。
サンリン(株) 七浦充填所
新潟燃商(株) 長野油槽所
 以上2つがほぼ同じ敷地にある。
また線路を挟んだ側線には日石やJOTの石油タンク車が並んでいた。
当時はLPGのタンク車もいた東京ガスの専用線かと思ったが,
その後,サンリン&新潟燃商の専用線だろうと結論づけた。

運用は(荷票は遠くて見えず)日石タンク車が,沼垂発または柏崎発だろう。
また末広町〜長野という運用もある。『鉄ピク』通巻第634号,1997年,47頁
この専用線はまだ残っているはず。2000年の貨物時刻表には,篠ノ井〜長野に石油の臨時貨物列車あり。
東京ガスのLPGは1997(H9)年の夏頃廃止。(鉄道貨物の世界 掲示板 98/11/05)


伊那松島 S42

2−3 ゼネラルガス(株)

駅名
S42
現状
岩沼 ゼネラル瓦斯(株)
S58にはゼネラル石油(株)になっている。
浮島町


ゼネラル瓦斯KK所有の私有タンク車は全てLPG専用で浮島町常備。計39両。
(S54年度版私有貨車番号表による)
南松本

ゼネラル石油のBにゼネラルガスあり。


南松本のゼネラルを訪れたのは,1997(H9)年3/9である。
サンリン(株) 松本充填所
ゼネラル石油(株) 松本LPGステーション
三鱗運送(株)
 以上3つが同じ場所にあった。
清水 東亜燃料工業(株)のBにエッソ・スタンダード石油(株),モービル石油 (株),ゼネラル瓦斯(株)等がある。

後藤 ゼネラル瓦斯(株)
岡山港 ゼネラル瓦斯(株)
大竹 三井石油化学工業(株)のBにあり。
二島 日本炭砿(株)若松砿業所のBにあり。
渡瀬
(株)三井三池製作所三池工場のBに渡瀬運送店とゼネラル瓦斯(株)あり。

伊集院 伊集院には出光とゼネラルの2線あり。




3 橋本産業  

1994.12.18 浜安善 橋本産業

日石系石油販売商社。

橋本産業 株式会社
油槽所 隣 接駅名
タンク 油種別
塩釜油槽所
230kl×1 白灯油
仙台油槽所
20kl(地下)×2  50kl(地下)×1 白灯油
白石油槽所
142kl×1  100kl×1  100kl×1 白灯油 軽油 A重油
石巻油槽所
150kl×1  100kl×1 白灯油 軽油
山形油槽所

蔵王
 S42 東北開発(株)と一部専用線共有。 
S58 更に山形くみあい飼料(株)とも一部供用。

1998(H10)年9/7訪問[Y]
橋本産業梶@山形工場
「大洋プロパン」のタンク。
「日石ガス」のLPガスタンクがNo1,No2の2基。
石油タンクが4基。(大1,小3)
倉庫には袋詰めの「大洋煉炭」が多数
専用線には,荷役設備のピットも残っていた。
636kl×1  192kl×1 白灯油
180kl×1 軽油
180kl×1 重油
酒田油槽所
455kl×1 白灯油
258kl×1 A重油
福島油槽所 本宮か? 本宮 S42,S58の専用線表に 記載有り 680kl×1  200kl×1 白灯油
115kl×1  115kl×1 軽油 A重油
新潟油槽所 焼島か? 焼島 S42,S58の専用線表に記載有り 490kl×1  100kl×1  100kl×1 白灯油 軽油 A重油
村上油槽所
50kl(地下)×2 白灯油 軽油
30kl(地下)×1 A重油
前橋油槽所
192kl×1  142kl×1 白灯油 A重油

倉賀野 S58の専用線表に 記載有り 扇町→倉賀野など<石油>

宇都宮油槽所
450kl×2  380kl×1  260kl×1 白灯油 軽油 A重油
水戸油槽所
490kl×1  250kl×1 白灯油 軽油
250kl×1 A重油
つくば油槽所
192kl×1  100kl×1 白灯油 軽油
142kl×1 A重油
館林油槽所 川俣か?
川俣は S42 S58第1工場線,第2工場線
浮島町(日石ガス;LPG)から到着 H9頃廃止。
4,642kl×1  150kl×1  600kl×1 白灯油
120kl×2  150kl×1 A重油
100kl×1  100kl×1 軽油 A重油
埼玉南油槽所
50kl×2(地下)  40kl×1(地下) 白灯油
20kl×2(地下)
千葉油槽所
96kl×1  150kl×1 白灯油
70kl×1  90kl×1 軽油 A重油
平塚油槽所
142kl×1  100kl×1 白灯油
100kl×1  100kl×1 軽油 A重油
横浜油槽所 浜安善
S58年版の専用線表には記述無し。
600kl×1  1,770kl×1 ガソリン
6,500kl×1  4,000kl×1
9,110kl×1
白灯油
2,785kl×1 軽油
1,750kl×1  3,173kl×1 A重油
3,170kl×1  6,500kl×1  5,038kl×1
多摩油槽所
628kl×1  200kl×1 白灯油 軽油
337kl×1 A重油
荒川油槽所
460kl×1  230kl×1 白灯油 軽油
460kl×2 A重油 LAS重油
東京油槽所
331kl×1  230kl×1 白灯油
200kl×1  230kl×1 A重油
200kl×1 軽油
富山油槽所 奥田 S42 S58の専用線表に記述あり。 50kl(地下)×2  50kl(地下)×1 白灯油 A重油
富山燃料センター 680kl×1  220kl×1  500kl×1 白灯油
金沢油槽所
215kl×1  100kl×1  150kl×1 白灯油 軽油
150kl×1 A重油
松本油槽所
450kl×1  320kl×1  170kl×1 白灯油
260kl×1 A重油
160kl×1 軽油
大阪油槽所
28kl(地下)×1  20kl(地下)×3 白灯油
松江油槽所 東松江(山陰) S58 同じく日石系の松江 石油もあり。
H10.8油槽所残存
950kl×1  100kl×1 白灯油 軽油
490kl×1 A重油

 上戸畑 S58 の専用線表に記述有り。

合 計

69,936kl×109基



マルハ産 業株式会社
油槽所 隣 接駅名
タンク 油種別
札幌油槽所 桑園 S42
専用線表に橋本産業の記述有り
470kl×2 白灯油
235kl×2 A重油
白石中央油槽所
100kl(地下)×6  50kl(地下)×1 白灯油 軽油
50kl(地下)×1 A重油
札幌南油槽所
100kl(地下)×3 白灯油
手稲油槽所
188kl×1 白灯油
丘珠油槽所
50kl(地下)×4 白灯油
弘前油槽所
470kl×1 白灯油
150kl×1  150kl×1 軽油 A重油
青森油槽所
30kl(地下)×1  30kl(地下)×1 白灯油 A重油
秋田油槽所
620kl×1  770kl×2 白灯油
115kl×1  200kl×1 軽油 A重油
盛岡油槽所
475kl×1 白灯油
築館油槽所
490kl×1  200kl×1 白灯油 軽油
100kl×1 A重油
古川油槽所
30kl(地下)×2 白灯油
北茨城油槽所
300kl×1  20kl×1 白灯油 軽油
120kl×1  120kl×1 軽油 A重油
合 計

7,988kl×40基



5 日通商事(株)

日通系の商社でLPGに強い。LPGは三井ガス(三井石油)を扱っ ている場合が多いが「1962年(昭和37年)    3月   日商(現 日商岩井)は日通液化ガス(現 日通商事)、丸紅と共に、ブリヂストン液化ガス(現 三井石油)が輸入するLPGの国内販売の一翼を担う」とあ るのでブリジストン液化ガスの輸入したLPGを日通商事や日商岩井のLPGタンク車で輸送や,配送先が丸紅であると推定される。専用線の第三者使 用にこれらの会社の名が散見されるのも協力関係にあったからであろう。また日通系と思われる会社も併記した。

日通商事のHPの記載事項より,作成。 充填所と事業部の住所が一致している物は事業所を省いた。事業所でも嘗て専用線があったところ等で残したところもある。
販売所に関しても同様。ただし,営業地盤でない近畿,中四国に関してはなるべく残して置いた。

充填所名
(特記無しは日通商事)
 住  所
隣接駅
専用線
 備 考 
S42 S50
S58
【関東・東山地区】





三井液化ガス (株)
川崎製造所

末広町



◆S42には,ブリジス トン液化ガス (株)(川崎工場)のBに日本通運(株)・日通商事(株)・丸紅飯田(株)・日商(株)・出光興産(株)・日本石油瓦斯(株)あり。現在三井石油に川崎製 造所がないが出荷元は何処へ振り返られたのか疑問である。
◆末広町にはS54年度版私有貨車番号表によると日通商事所有のLPGタンク車が10両常備。ブリジストン液化ガス所有のLPGタンク車が4+5=9両常 備。
八王子LPガス充填所 八王子市左入町684




綾瀬LPガス充填所 綾瀬市深谷6606-14




千葉LPガス充填所 千葉市稲毛区長沼町308  



大宮LPガス充填所 大宮市宮原町1-102




八木原LPガス充填所 渋川市八木原大字徳楽1195 八木原

×
S42 電気化学工業線に接続
1998(H10)年3/23に車内から見た。三井プロパンであった。
岡本LPガス充填所 栃木県河内郡河内町大字下岡本1902 岡本



那珂LPガス充填所 茨城県那珂郡那珂町菅谷字追出4458-81 下菅谷

×

韮崎LPガス充填所 韮崎市龍岡町大字下條南割字西原489-1




【東海地区】





愛知LPガス充填所 愛知県宝飯郡音羽町大字長沢字西千束56-9




静岡LPガス事業所 浜松市材木町1358-1 天竜川



日本通運の専用鉄道があり,日通商事は使用者には乗って いないがLPGの 充填所らしきものあり,三井ガス系。
坂祝LPガス充填所 岐阜県加茂郡坂祝町大字取組字砂田783 坂祝




津LPガス事業所 三重県度会郡大宮町字滝原924-2




【北陸地区】





福井LPガス事業所 福井市西開発1-2702




津幡LPガス充填所 石川県河北郡津幡町字清水へ398 本津幡


×

液化ガスターミナ ル(株)
七尾製造所
七尾市三室町150部29





滑川LPガス充填所 滑川市辰野211 滑川


×

【近畿・中四国地区】





北京都LPガス販売所 京都府舞鶴市上福井小字大川田1411-1




東洋埠頭(株)
大阪支店

桜島



Bに日通商事あり。 S58にはブリジストン液化ガスもあり。現在は 三井石油の石油部門の油槽所はあり。
広島LPガス販売所 広島市中区上幟町3-24(パークビル)




河岡LPガス販売所 山口県岩国市錦見8-7-21




青木LPガス販売所 高松市錦町2-6-3




【九州地区】





福岡LPガス事業所 宗像市栄町165-1 宗像


×

飯塚日通プロパンガス
飯塚市
平恒


×
(有)飯塚産業のBに日本石油輸送(株),(株)筑豊機械製作 所,飯塚日通プロ パンガス(株)がある。
液化ガスターミナ ル(株)
唐津製造所
唐津市
大島


×
S42年はBに日通商事・岩 谷産業 とある。S50では更に丸紅飯田もB。S54年 度版私有貨車番号表によると日通商事所有のLPGタンク車一両常備
S58時点での専用者として消えている。併し01年発行の昭文社『スーパーマップルG九州道路地図』は大島迄延びる専用線が未だ描かれている。
佐賀LPガス事業所 唐津市千々賀字八反田17-4




伊万里LPガス充填所 伊万里市二里町大里乙字北古場1705-1




大村LPガス充填所 大村市協和町832 竹松


×
専用線は国鉄砂利線
島原LPガス充填所 島原市田町679




諌早LPガス充填所 諌早市長野町1060-7




大分LPガス事業所 大分市原川1-2-38




宇土LPガス充填所 宇土市三拾町野原町155 宇土



専用線はBに日本合成化学工業(株)熊本工場があり。
三井石油(株)
川内製造所
川内市港町唐山6120-2





川内LPガス充填所 川内市平佐町字百田2919 川内




加治木LPガス充填所 鹿児島県姶良郡加治木町反土黒川23




三股LPガス充填所 宮崎県北諸県郡三股町大字樺山字射馬前 4558 三股
(東都城)




小林LPガス充填所 小林市大字堤3235-2




【信越地区】






新潟LPガス充填所 新潟市すみれ野2-3-16 新崎
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三郷LPガス充填所 長野県南安曇郡三郷村小倉室町5493




沢渡LPガス充填所 伊那市西春近字下河原5292 沢渡
S58は西春近財産区線に接続となっている。
沢渡の貨物取り扱い廃止は?年
沢渡の末期に残っていたのは,青海発と武州原谷発のそれぞれセメントである。(『鉄道ダイヤ情報』通巻154号,1995年,27頁)ので沢渡はそれ以前 に廃止されたと思われる。
【東北地区】






岩沼LPガス充填所
岩沼市土ヶ崎2-3-1
岩沼



S58はBに日清製粉。
本宮LPガス充填所 福島県安達郡本宮町字栄田97 本宮




浪江LPガス充填所 福島県双葉郡浪江町大字田尻字東畑91




大越LPガス販売所 福島県田村郡大越町大字上大越字薬師堂221




日詰LPガス充填所 岩手県紫波郡紫波町南日詰字箱清水127-1 日詰


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S42 和賀仙人鉱山線に日通商事と出光興産が接続
液化ガ スターミナル(株)
青森製造所
青 森市 野内
野内
×

×


◆野内駅に隣接しているもののS42とS58の専用線表には現れてこない。 S50には現れており,『盛岡鉄道管理局25年史』にも記述がある。
◆日本国有鉄道盛岡鉄道管理局編集発行『盛岡鉄道管理局25年史』1976年(即ちS51年)445頁より
野内:液化ガスが主たるもので,行先別には浪岡,新屋,湯沢,神町,穀保町,八戸,日詰で,オーストラリアから 国内船48000トンで陸揚げされ貯油タンクに貯蔵し,前記東北各地に貨車輸送されている。多いときにはタンク車7両,少ないときには2両で15両をもっ て循環輸送を行っている。
◆S54年度版私有貨車番号表によると日通商事所有のLPGタンク車が3両野内駅常備になっている。また日商岩井のLPGタンク車も常備されてい る。
◆S58年度版の専用線表に野内はないのでこのころまでに廃止された模様。
浪岡LPガス充填所 南津軽郡浪岡町大字女鹿沢字西花岡12-17 浪岡




むつLPガス充填所 むつ市横迎町2-2-21




野辺地LPガス販売所 青森県上北郡野辺地町大月平15-5




神町LPガス充填所 東根市神町西2-1-41
神町



専用線はピ−エス・コンクリート線に接続
新庄LPガス充填所 新庄市大字鳥越字駒場1488





長井LPガス充填所 長井市大字泉字福田2269-1





秋田LPガス充填所 秋田市新屋沖田町1-1
新屋


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鷹巣LPガス充填所 秋田県北秋田郡鷹巣町七日市字ケン越岱11-4





十文字LPガス充填所 秋田県平鹿郡十文字町佐賀会字石川原106





【北海道地区】






三井石油(株)
石狩製造所






札幌LPガス充填所 札幌市西区二十四軒4条1-1-8




桑園−琴似沿線
日通石油ガス(株)

桑園


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S42 日通石油ガス(株)と桑園倉庫(株)共有線あり。
三笠LPガス充填所 三笠市岡山178-14





小樽LPガス事業所 小樽市塩谷1-4-35
塩谷




函館LPガス充填所 北海道亀田郡七飯町字中島208-1





室蘭LPガス事業所 室蘭市大沢町1-1-4
輪西付近




ブリジストン液化 ガス

苫小牧



S42 公共臨港線分岐 でブリジストン液 化ガスあり。Bに日本通運,日通商事。石狩製造所が出来て廃止か?
苫小牧LPガス充填所 苫小牧市柳町1-5-1
苫小牧(貨)




旭川LPガス充填所 旭川市永山町8-21-1
永山




太平洋石炭販売輸 送
(株)釧路基地
釧路市知人
知人



釧路LPガス充填所 釧路市貝塚3-5-26
東釧路




日通石油ガス(株)

天寧


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太平洋炭坑のBにあり。
北見LPガス事業所 北見市南仲町3-1-19
北見




帯広LPガス事業所 北海道河東郡音更町木野西通8-1-12
木野






6 住福燃料(株)


坂出港 S42

徳山 S42
    S58 武田薬品のBにあり

 
東小倉 S42 住福燃料(株)小倉工場


7 日本酸素(株)

7−1 日本酸素

産業ガス最大手。

7−2 東邦アセチレン

日本酸素,東ソー傘下で再建中。第3位株主は丸紅(株)。第4位は丸紅エネルギー(株)。東北が地盤。

土崎 S42

山形 S42

尻内 S42

厨川 S42

郡山   97年1集『四季報』によると郡山に日本酸素と共同充填所開設


7−3 大陽東洋酸素
=三菱化学系

日本酸素株式会社との間で,主力事業の特殊ガス及び半導体関連機器の共同生産会社を設立することに基本合意した。





9 エア・ウォーター

I 会社系譜

北海酸素(札幌)━━ほくさん━━┓
                       ┣ 大同ほくさん━━━┳エア・ウォーター(本社:大阪,本店:札幌)
大同酸素(大阪) ━━━━━━━┛              ┃
                                      ┃
共同酸素(大阪=住金系) ━━━━━━━━━━━━━┛ 


II 専用線

ほくさん(北海酸素) 

臨港(釧路臨港鉄道) S54年に私有LPGタンク車5両常備


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