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JFEケミカル株式会社
2018.2.12作成開始
■目次
1.JFEケミカル(株)の概要
2.JFEケミカル(株)の鉄道貨 物輸送
 @JRコンテナ
 A私有無蓋コンテナ
 B私有タンクコンテナ
 CISOタンクコンテナ


1.JFEケミカル(株)の会社概要  

本 社所在地 東京都台 東区蔵前2-17-4JFE蔵前ビル4F
設 立年月日
2003 (平15)年4月1日
資 本金 60億円
株主
JFEス チール(株)100%
従 業員数
568人 (2017年3月末時点)
売 上高
単独 459億円 連結803億円(2017年3月期)

 同社は、川崎製鉄(株)化学事業部とNKK〔日本鋼管(株)〕の化学事業会社アドケムコ(株)が合併し、発足した。


2.JFEケミカル(株)の鉄道貨物輸送  

 JFEケミカル(株)は、私有貨車を所有したことも無ければ、専用線も無いということで、鉄道貨物輸送を行っているイメージを持たれにくい企業かもしれ ない。しかし、JFEスチール(株)発足前の川崎製鉄(株)は、硫安の輸送に鉄道貨物輸送を活用していることは知っていたし、新日鐵化学工業(株)は古く から私有タンクコンテナで鉄道貨物輸送を行っているなど、製鉄会社の化成品部門も鉄道貨物の荷主としてもっと存在感を持っていてもおかしくはない。

 そもそも連結売上高で800億円を超えるJFEケミカル(株)は、例えばクミアイ化学工業(株)や荒川化学工業(株)といった歴史ある中堅化学メーカー を売上高で凌ぐなど、企業規模としては充分な存在感があると言える。

 そんな同社だが、近年は鉄道コンテナ輸送の活用を進めているようで、特に水島臨海鉄道からの輸送が目に付く。今のところ「JR貨物ニュース」や 「Monthlyかもつ」といった媒体でのレポートが無く、全体的な実態が掴めていないのだが、筆者の目撃だけでも興味深い事例が多く、ここで纏めてお く。親会社のJFEスチール(株)も近年、私有コンテナによる鉄道貨物輸送に積極的であり、その影響もあるのかもしれない。

@JRコンテナ

発  駅
発 荷主
品  目
着  駅
着 荷主
コ ンテナ
目  撃
備  考
東水島
川崎製鉄
硫安
水戸
ミネヒロン
19D
1998.8友部駅
ミネヒロン(株):水戸市内原町1399
総合微量要素肥料メーカー
東水島
JFEケミカル(株)
黒鉛
南福井
(株)CFCデザイン
19D
2017.8東水島駅
(株)CFCデザイン:鯖江市舟津町
黒鉛を炭素繊維で補強した材料等を製造


2017.8東水島駅

2017.8東水島駅


A私有無蓋コンテナ

発  駅
発 荷主
品  目
着  駅
着 荷主
コ ンテナ形式
コ ンテナ所有者
目  撃
備  考
東水島
JFEケミカル(株)
PK-L
黒井
デンカ(株)青海
UM12A-5848
水島臨海通運(株)
2018.1倉敷(タ)駅
富山貨物駅から着駅変更?
東水島
JFEケミカル(株) PK-E
静岡貨物
日本電極
UM12A-5974、
-5976
水島臨海通運(株)
2016.3倉敷(タ)駅
2018.1東水島駅
日本電極(株)は日軽金グループ
蒲原工場で高炉用カーボン等を製造
東水島
JFEケミカル(株)
PK-L
富山貨物
デンカ(株)
UM12A-5850
水島臨海通運(株) 2017.8倉敷(タ)駅
2017.11岡山(タ)駅
デンカ(株)青海工場か?
岡山(タ)
東水島
JFEケミカル(株)
ピッチフレーク
PK-L
福岡(タ)
東海カーボン
UM12A-5847
水島臨海通運(株) 2017.8倉敷(タ)駅
2018.1倉敷(タ)駅
東海カーボン(株)九州若松工場は
北九州市若松区藤ノ木3丁目
東水島
JFEケミカル(株)
PK-L
鳥栖(タ)
デンカ(株)大牟田
UM12A-5847
水島臨海通運(株) 2016.3、2017.8倉敷(タ)駅



2018.1倉敷(タ)駅

2018.1倉敷(タ)駅

2016.3倉敷(タ)駅

2017.11岡山(タ)駅

2017.8倉敷(タ)駅

2016.3倉敷(タ)駅


B私有タンクコンテナ


CISOタンクコンテナ

発  駅
発 荷主
品  目
着  駅
着 荷主
コ ンテナ形式
目  撃
東京(タ)
JFEケミカル(株)千葉
フェノレート
東水島
JFEケミカル(株)笠岡
JOTU
2017.11岡山(タ)駅





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