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岳南鉄道
2020.2.1作成開始

《目 次》
■はじめに
■岳南鉄道の関連年表
■輸送量の推移
■各駅の貨物取扱量の推移と輸送体系
■まとめ

2002.2比奈駅から 大昭和製紙(株)専用線を望む

■はじめに
 静岡県出身の筆者にとって、富士市内は身近な専用線密集地帯として馴染み深い場所だ。特に岳南鉄道は、ヤードや側線、専用線、工場と倉庫が複雑に絡み合 い、そ のまま工場の中に吸い込まれてしまうのではないかと思わせるような沿線風景に、魅了されてしまった。初めて岳南鉄道に乗車したのは小学生の頃嵌っていた 乗り潰し目的だっ たが、幼い鉄道マニアに優しい車掌さんが、岳南江尾駅で硬券を沢山くれたり、折り返し時に一瞬だけだが運転席に入れてくれたのも、今では考えられない懐 かしい思い出だ。

 しかし筆者が貨物輸送に本格的に興味を持ち始めた1990年代半ば以降の岳南鉄道は、輸送量が年間20万トンを切り始めた頃であり、ピーク時の賑わいと は程遠い 姿であった。それでもワムハチやコキがひしめく比奈駅構内、日本曹達(株)のタキが佇む岳南原田駅、濃硫酸専用のタキが荷役する吉原駅構内などの記録を残 せたのは、静岡県出身だからこそであり、運が良かったと思う。

 幸い『静岡県統計年鑑』には、岳南鉄道各駅の発送量、到着量が毎年掲載されており、輸送実態を研究する良い資料となっている。一部年度は、『私鉄統計 年報』のデータと一致しないのが謎だが、大きなズレではないので、ここでは拘らないことにする。輸送量が激減してもしぶとく残っていた岳南鉄道の鉄道貨物 輸送だ が、2012(H24)年3月についに廃止となった。そして、2000年代に入ってもあれほど残っていた富士市内の専用線だが、岳南鉄道を含めて全て姿を 消してしまったのは時代の流れとは言え、寂しいものである。

 「貨物取扱駅と荷主」の第1回で取り上げた富士駅と 共に、この岳南鉄道も筆者にとって思い入れの深い鉄道貨物の拠点である。


■岳南鉄道の関連年表
年 月
出 来 事
1933(S08)年
東京人絹(株)吉原工場の専用鉄道(鈴川〜吉原工場)が敷設
1936(S11)年8月
上記専用鉄道を日産自動車(株)が買収
日産自動車(株)富士工場(鈴川〜富士工場間2.3km)の専用鉄道が運輸開始
1948(S23)年12月
岳南鉄道(株)が設立
1949(S24)年11月
岳南鉄道の鈴川駅(現、吉原駅)〜吉原本町間が開通
1950(S25)年度
岳南鉄道は貨物営業開始
1950(S25)年4月
岳南鉄道の吉原本町〜本吉原間が開通
1951(S26)年12月
岳南鉄道の本吉原〜岳南富士岡間が開通
1951(S26)年12月
比奈駅に大昭和製紙(株)吉永工場の専用線完成(『大昭 和製紙五十年史』1991年、p77)
1953(S28)年1月
岳南鉄道の岳南富士岡〜岳南江尾間が開通
1959(S34)年9月
広栄化学工業(株)吉原工場(現、富士工場)が完成(『広 栄化学工業社史』1990年、p173)
1959(S34)年12月
荒川化学工業(株)富士工場の第1期工事が完成(『荒川 化学百二十年史』1997年、p47-48)
1960(S35)年10月
東海電化工業(株)吉原工場が竣工、月産300トンで過酸化水素を生産(『旭 電化工業70年史』1989年、p345)
1961(S36)年8月
駿河湾臨海工業地帯の拠点となる工業港として「田子の浦港」が開港
1962(S37)年2月
田子の浦港に第一船入港
1963(S38)年7月
第一セメント(株)吉原サービスステーションが完成し業務開始(『第 一セメント三十年史』1980年、p103-104)
1964(S39)年8月
大阪セメント(株)吉原サービス・ステーション開設(『セ メント年鑑1988』p367)
1964(S39)年4月
田子の浦港が重要港湾に昇格
1966(S41)年4月
田子の浦港が関税法による開港の指定
1971(S46)年8月
富士駅のコンテナ基地の営業開始
1982(S57)年11月
左富士信号場、田宿信号場が廃止
1987(S62)年11月
大阪セメント(株)吉原サービス・ステーション閉鎖(『セ メント年鑑1988』p367)
1989(H01)年4月
播磨化成工業(株)のタンク車輸送廃止により須津駅の貨物取り扱い廃止
1994(H06)年12月
ダイヤ改正より比奈駅の大昭和製紙(株)専用線でコンテナ扱い開始
2012(H24)年03月
岳南鉄道の貨物営業廃止



■輸送量の推移  

年 度
発 送
到 着
合 計
備  考
年 度
発 送
到 着
合 計
備  考
1960
172,810
431,924
604,734

1970
401,920
492,759
894,679

1961
180,401
427,059
607,460
田子の浦港が開港
1971
397,742
458,599
856,341
有料道路「新富士川橋」が開通
富士駅のコンテナ扱い開始
1962
183,564
355,914
539,478
国道1号箱根新道が開通
1972
320,256
459,806
780,062
飯田町駅に(株)飯田町紙流通センター開業
1963
200,370
405,091
605,461

1973
352,716
436,938
789,654

1964
198,882
470,352
669,234
田子の浦港が重要港湾になる
1974
336,728
335,154
671,882

1965
204,938
471,798
676,736
清水駅のコンテナ扱い開始
1975
320,911
286,903
607,814
国鉄スト権ストによる8日間運休
1966
228,894
459,861
688,755
田子の浦港が関税法による開港
1976
333,113
278,737
611,850

1967
233,849
422,619
656,468

1977
326,407
229,932
556,339

1968
222,312
426,833
649,145
沼津駅のコンテナ扱い開始
1978
306,064
205,777
511,841
国鉄ダイヤ改正で貨物列車の大幅削減開始
1969
376,315
625,565
1,001,880
東名高速道路が全線開通





(『静岡県統計年鑑』より作成)

 1960年代の取扱量は、微増の横這い傾向にあったが突如1969年度に激増(対前年154%)し、それがそのまま岳南鉄道の貨物取扱量のピークとなっ た。この増加の理由は不明だが、発送も到着も大きく増えている。そして個人的に意外なのは、1973年度までは到着が発送を上回っていた点だ。特に 1960年代は発送が約20万トン/年に対して、到着が約40万トン/年と約2倍の水準であったが、1978年度には約20万トン/年と半減している一 方、発送は年間30万トン台以上を維持できていた。

 到着が多かったのは、セメントや化学薬品の到着があった以外に製紙メーカー向けの木材やチップの到着もあったのかもしれない。ただ岳南鉄道に木材やチッ プの到着があった情報は入手できていない。


年 度
発 送
到 着
合 計
富 士 合計
備  考
年 度
発 送
到 着
合 計
富 士 合計 備  考
1979
331,153
202,416
533,569
778,557

1987
193,512
28,424
221,936
354,779
国鉄が分割民営化、JR発足
1980
288,413
178,642
467,055
691,362
国道1号島田金谷BP、
掛川BP、磐田BP全線開通
1988
269,548
25,323
294,871
344,359

1981
285,839
166,085
451,924
625,843
国道1号藤枝BP全線開通
1989
258,146
18,514
276,660
358,310
須津駅の貨物取扱廃止
1982
262,580
144,015
406,595
582,988
西富士道路が全線開通 1990
242,213
20,093
262,306
432,363

1983
225,401
128,653
354,054
531,201
岳南江尾駅の貨物取扱廃止
1991
221,473
23,847
245,320
423,147
岳南富士岡駅の貨物取扱廃止
1984
195,467
115,442
310,909
433,788

1992
211,078
26,864
237,942
398,938
新富士川橋が無料開放
1985
189,376
101,839
291,215
409,513

1993
217,687
22,726
240,413
379,488
国道246号裾野BP全線開通
1986
175,387
60,385
235,772
353,836







(『静岡県統計年鑑』、『富士市統計書』より作成)

 1980年代に入ると発送量も減少傾向を辿り、1986年度には17.5万トンまで落ち込み、1970年代と比べると半減したことになる。バブル期の 1987年度、1988年度と増加しその後は微減となるものの、20万トン台で推移する。

 到着はそれ以上に減っていて、1979年度には20万トン以上あったものが、10年後の1989年度には1.85万トンと10分の1のレベルに落ち込ん でいる。その後2万トン台まで戻すが、いずれにせよ発送と比較して数量が非常に少なく、発送に偏った輸送体系に変化した時期である。


年 度
発 送
到 着
合 計
(内 コンテナ)
富 士 合計 備  考
年 度
発 送
到 着
合 計
(内 コンテナ)
富 士 合計 備  考
1994
219,223
9,873
229,096
5,620
369,583

2004
120,009
1,910
121,919
27,375
286,885
伊勢湾岸道が全線開通
静岡県内国道1号BP無料化
1995
199,095
7,652
206,747
5,700
391,286

2005
120,009
1,910
121,919
27,540
303,770

1996
158,646
7,086
165,732
16,665
368,572
国道1号静清BPが全線開通
2006
116,785
2,335
119,120
24,040
316,778

1997
163,909
6,339
170,248
11,820
327,027

2007
90,170
2,596
92,766
26,140
309,198
新名神亀山Jct〜草津Jct開通
1998
136,338
4,133
140,471
11,095
286,307

2008
82,764
2,484
85,248
21,910
265,282

1999
137,946
2,937
140,883
11,825
286,134
静岡県内国道1号BP夜間無料化 2009
64,286
2,405
66,691
17,190
247,403

2000
143,714
2,310
146,024
15,865
281,822

2010
62,207
2,205
64,412
19,510
272,453

2001
149,716
2,054
151,770
16,390
273,689

2011
56,417
2,101
58,518
17,05
254,001

2002
123,169
2,022
125,191
18,270
279,746
国道1号富士由比BPが4車線完成 2012




307,831
静岡県内の新東名が開通
2003
109,839
1,723
111,562
18,320
293,081
本吉原駅の貨物取扱廃止
2013




348,837

(『静岡県統計年鑑』、『富士市統計書』、『鉄道統計年報』より作成)

 1990年代半ばになると発送がついに20万トンを割り込み、数年ごとに減少傾向に歯止めがかかったように見える時期があるものの、年間10万トンを 切ってしまった2007年度以降は断末魔のような数量である。専用線の規格の問題もあり、コンテナ輸送を思うように伸ばせなかった時点で、岳南鉄道の鉄道 貨物輸送の命運は決まっていたと言えるかもしれない。もしコンテナ輸送への転換がスムーズにいっていれば、日本製紙(株)秋田工場のコンテナ輸送で生き 残っている秋田臨海鉄道と同じような道もあったのではと思える。

 年間15〜20万トンの輸送量があれば、専用線を維持するメリットはあると考えられるが、ただ秋田臨海鉄道との大きな違いは、岳南鉄道は首都圏や京阪神 圏との距離が近く、鉄道コンテナの競争力が相対的に低い点だ。この決定的な差が、岳南鉄道にとって不運であったと言えるだろう。



■各駅の貨物取扱量の推移と輸送体系  

▼本吉原駅
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
1960
42,950
187,670
230,620
1971
38,178
167,122
205,300
1982
8,517
86,326
94,843
1993
1,704
15,482
17,186
1961
54,258
166,085
220,343
1972
32,849
176,287
209,136
1983
8,328
87,850
96,178
1994
780
7,654
8,434
1962
56,937
144,439
201,376
1973
41,475
177,467
218,942
1984
7,486
70,159
77,645
1995
528
5,060
5,588
1963
62,439
152,229
214,668
1974
36,622
138,745
175,367
1985
6,758
60,889
67,647
1996
464
4,759
5,223
1964
64,487
183,649
248,136
1975
20,348
123,831
144,179
1986
2,528
24,848
27,376
1997
412
3,890
4,302
1965
63,946
194,578
258,524
1976
15,678
120,124
135,802
1987
1,789
15,420
17,209
1998
184
1,564
1,748
1966
76,848
194,481
271,329
1977
13,281
111,799
125,080
1988
1,796
15,066
16,862
1999
112
1,038
1,150
1967
70,399
170,132
240,531
1978
14,468
113,240
127,708
1989
1,588
14,134
15,722
2000
60
626
686
1968
63,527
163,854
227,381
1979
14,058
113,448
127,506
1990
1,730
15,514
17,244
2001
24
186
210
1969
70,670
193,817
264,487
1980
11,121
107,829
118,950
1991
2,036
17,778
19,814
2002
24
186
210
1970
59,375
164,879
224,245
1981
10,185
102,792
112,977
1992
1,952
17,316
19,268
2003
0
34
34
(『静岡県統計年鑑』より作成)

▽専用線
専用者
第三者利用者
作業km
S32
S36
S39
S42
S45
S50
S58
記 事 ・ 備 考
興国人絹パルプ(株)
 ⇒(株)興人
日本通運(株)
0.5








大昭和製紙(株)
大日製紙(株)
大昭和商事(株)
0.5







大日商事(株)、大昭和商事(株)はS50のみ
大阪セメント(株)吉原包装所

本線2.8
側線0.1







本吉原駅・吉原駅途中分岐
富岳興業(株)
 ⇒矢部昭七商店

本線2.8
側線0.1







本吉原駅・吉原駅途中分岐
S50以降に矢部昭七商店
−:未開業 ○:存在 △:使用休止

 本吉原駅は、一貫して到着が発送を上回る取扱量となっている。その原動力は、セメントが到着していた大阪セメント(株)専用線の存在であろう。その専用 線が廃止された後も矢部昭七商店の専用線が2000年代初頭まで残存し、濃硫酸積みタンク車が到着していた。一方、(株)興人や大昭和製紙(株)専用線の 存在感は薄い。1983年時点で既に使用休止となっており、輸送実態も把握できていない。

 また大阪セメントと矢部昭七商店の専用線は、「本吉原駅・吉原駅途中分岐」となっているが、両者とも実質的に吉原駅構内にあり、そういった意味では本吉 原駅感は全くない。また興人と大昭和製紙の専用線は、本吉原駅の東側の田宿信号所から分岐しており、興人は同信号所の南側、大昭和製紙は北西にそれぞれ専 用線が延びていた。ということで本吉原駅構内からは、専用線が一切分岐していなかったことになる。

 ただ1976年1月現在の空中写真を見ると、本吉原駅の旅客ホームの北側にはワム車の列と倉庫に引き込まれる線路とワム車が居るように見える。当時は駅 構内に隣接して紙倉庫でもあったのかもしれない。


▼岳南原田駅
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
1960
17,026
91,363
108,389
1973
57,027
121,503
178,530
1986
16,900
1,541
18,441
1999
52
450
502
1961
17,701
93,546
111,247
1974
60,796
81,129
141,925
1987
12,083
1,136
13,219
2000
44
338
382
1962
15,248
62,358
77,606
1975
58,037
63,052
121,089
1988
6,117
1,245
7,362
2001
36
306
342
1963
15,354
53,121
68,475
1976
36,036
62,686
98,722
1989
9,628
1,140
10,768
2002
37
340
377
1964
12,826
53,863
66,689
1977
39,982
42,189
82,171
1990
5,683
1,099
6,782
2003
32
204
236
1965
12,911
55,373
68,284
1978
31,011
27,865
58,876
1991
7,556
3,387
10,943
2004
28
228
266
1966
10,360
57,740
68,100
1979
39,269
27,957
67,226
1992
4,531
7,754
12,285
2005
9,578
238
9,816
1967
11,328
70,794
82,122
1980
35,761
15,515
51,276
1993
2,239
5,842
8,081
2006
11,520
0
11,520
1968
9,767
82,941
92,708
1981
40,991
13,500
54,491
1994
1,968
750
2,718
2007
10,810
0
10,810
1969
25,505
115,042
140,547
1982
34,310
10,289
44,599
1995
2,077
660
2,737
2008
10,925
0
10,925
1970
52,040
120,892
172,932
1983
32,000
8,506
40,506
1996
3,012
660
3,672
2009
10,725
0
10,725
1971
73,408
111,028
184,436
1984
17,576
2,812
20,388
1997
2,838
660
3,498
2010
10,350
0
10,350
1972
49,445
111,996
161,441
1985
19,204
1,980
21,184
1998
64
450
514
2011
10,185
0
10,185
(『静岡県統計年鑑』より作成)

▽専用線
専用者
第三者利用者
作業km
S32
S36
S39
S42
S45
S50
S58
記 事
富士製紙工業(株)

0.4


×
×
×
×
×

春日製紙工業(株)

0.4








大昭和製紙(株)

0.6








−:未開業 ○:存在 ×:廃止


▼比奈駅
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
1960
103,181
121,478
224,659
1973
225,418
81,109
306,527
1986
144,458
5,186
149,644
1999
137,782
1,449
139,231
1961
95,653
137,683
233,336
1974
218,157
65,349
283,506
1987
177,350
2,431
179,781
2000
143,610
1,346
144,956
1962
117,133
96,785
213,918
1975
223,254
50,709
273,963
1988
260,079
2,449
262,528
2001
149,656
1,562
151,218
1963
106,970
163,453
270,423
1976
262,180
52,230
314,410
1989
246,608
440
247,048
2002
123,108
1,496
124,604
1964
109,798
206,833
316,631
1977
256,609
36,727
293,336
1990
234,660
2,290
236,950
2003
109,807
1,485
111,292
1965
106,081
184,952
291,033
1978
243,268
27,363
270,631
1991
211,881
2,648
214,529
2004
119,981
 1,672
121,653
1966
118,126
174,587
292,713
1979
260,783
23,472
284,255
1992
204,595
1,794
206,389
2005
110,431
 1,672
112,103
1967
130,398
154,928
285,326
1980
222,212
19,329
241,541
1993
213,744
1,402
215,146
2006
105,265
  2,335
107,600
1968
131,137
154,052
285,190
1981
217,329
15,079
232,408
1994
216,475
1,469
217,944
2007
79,360
 2,596
81,956
1969
257,524
277,069
534,593
1982
203,888
11,768
215,656
1995
196,490
1,932
198,422
2008
71,839
  2,484
74,323
1970
264,571
153,016
417,587
1983
167,990
8,910
176,900
1996
155,170
1,667
156,837
2009
53,561
 2,405
55,966
1971
261,090
136,484
397,574
1984
156,205
7,245
163,450
1997
160,659
1,789
162,448
2010
51,857
 2,205
54,062
1972
217,256
133,497
350,753
1985
147,823
7,088
154,911
1998
136,090
2,119
138,209
2011
46,232
 2,101
48,333
(『静岡県統計年鑑』より作成)

▽専用線
専用者
第三者利用者
作業km
S32
S36
S39
S42
S45
S50
S58
記 事 ・ 備 考
大昭和製紙(株)(北線)
日本通運(株)
1.2








大昭和製紙(株)(南線)
日本通運(株)
0.6








日本陸運産業(株)

0.1





×
×

第一セメント(株)
奥多摩工業(株)
0.2






×
奥多摩工業(株)はS50以降
興亜工業(株)

0.7






×

−:未開業 ○:存在 ×:廃止

大昭和製紙(株)

第一セメント(株)
 浜川崎駅の第一セメント(株)川崎工場からタンク車によりセメントが 到着
興亜工業(株)


吉原サービスステーションのセメント出荷高(単位:トン)
年度
普通
セメント
高炉
セメント

1963
25,500
11,400
36,900
1964
41,676
8,696
50,372
1965
33,722
11,137
44,859
1966
32,391
4,125
36,516
1967
31,990
8,280
40,270
(『第一セメント三十年史』1980年、p104)

第一セメント(株)所有のタキ9600形(浜川崎駅常備)は10両が1985年に廃車。晩年は箱根ヶ崎駅から比奈駅間の石粉輸送に用いられた。
(吉岡 心平「第31回 私有貨車セミナー」『レイル・マガジン』No.149、1995年p92‐93)


▼岳南富士岡駅
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
1960
2,450
11,289
13,789
1968
15,513
13,288
28,801
1976
17,296
33,731
51,027
1984
11,843
18,128
29,971
1961
4,399
11,972
16,371
1969
20,190
21,226
41,416
1977
14,663
25,515
40,178
1985
13,430
14,756
28,186
1962
7,385
15,049
22,434
1970
19,674
27,397
47,071
1978
14,550
20,009
34,559
1986
9,935
15,306
25,241
1963
8,759
16,166
24,925
1971
18,011
18,367
36,378
1979
14,395
19,457
33,852
1987
1,750
4,813
6,563
1964
8,955
19,285
28,240
1972
17,033
21,522
38,555
1980
16,915
19,277
36,192
1988
1,112
2,440
3,552
1965
19,172
26,403
45,575
1973
23,798
35,593
59,391
1981
15,518
20,184
35,702
1989
318
2,460
2,778
1966
20,486
20,053
40,539
1974
16,741
28,609
45,350
1982
13,729
19,203
32,932
1990
140
1,190
1,330
1967
18,691
13,190
31,881
1975
14,750
24,964
39,714
1983
14,944
17,077
32,021
1991
0
34
34
(『静岡県統計年鑑』より作成)

▽専用線
専用者
第三者利用者
作業km
S32
S36
S39
S42
S45
S50
S58
記 事 ・ 備 考
日本陸運産業(株)

0.1








広栄化学工業(株)
住友化学工業(株)
0.1







住友化学工業(株)はS39以降
東海電化工業(株)
安宅産業(株)
丸正産業(株)
0.2







丸正産業(株)はS45以降
−:未開業 ○:存在


▼須津駅
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
年  度
発 送
到 着
合 計
1960
6,040
15,901
21,941
1969
2,072
6,876
8,948
1976
1,531
9,438
10,969
1983
2,139
6,280
8,419
1963
6,224
11,627
17,851
1970
3,608
16,431
20,039
1977
1,872
13,234
15,106
1984
2,357
17,098
19,455
1964
1,669
2,774
4,443
1971
3,974
16,878
20,852
1978
2,718
16,917
19,635
1985
2,161
17,126
19,287
1965
1,760
3,863
5,623
1972
3,045
12,045
15,090
1979
2,648
18,082
20,730
1986
1,566
13,504
15,070
1966
2,206
4,724
6,930
1973
4,170
16,299
20,469
1980
2,378
16,506
18,884
1987
540
4,624
5,164
1967
2,539
5,347
7,886
1974
3,704
18,166
21,870
1981 1,816
14,455
16,271
1988
444
4,123
4,567
1968
1,995
5,662
7,657
1975
3,706
22,419
26,125
1982
2,136
16,225
18,361
1989
4
340
344
(『静岡県統計年鑑』より作成)

▽専用線
専用者
第三者利用者
作業km
S32
S36
S39
S42
S45
S50
S58
記 事
福泉醸造工業(株)
日本通運(株)
0.3




×
×
×

播磨化成工業(株)

0.1








−:未開業 ○:存在 ×:廃止


▼岳南江尾駅
年  度
発   送
到   着
合   計
年  度
発   送
到   着
合   計
年  度
発   送
到   着
合   計
1960
1,163
4,223
5,386
1968
373
7,035
7,408
1976
392
528
920
1961
463
3,770
4,233
1969
354
11,535
11,889
1977
0
468
468
1962
491
5,601
6,092
1970
2,652
10,153
12,805
1978
49
383
432
1963
624
8,495
9,119
1971
3,081
8,720
11,801
1979
0
0
0
1964
1,147
3,948
5,095
1972
628
4,459
5,087
1980
26
186
212
1965
1,068
6,629
7,697
1973
828
4,967
5,795
1981
0
75
75
1966
868
8,276
9,144
1974
708
3,156
3,864
1982
0
204
204
1967
494
8,228
8,722
1975
816
1,928
2,744
1983
0
30
30
(『静岡県統計年鑑』より作成)

▽専用線
専用者
第三者利用者
作業km
S32
S36
S39
S42
S45
S50
S58
記 事 ・ 備 考
富岳興業(株)
 ⇒三島化工(株)
日本通運(株)
0.3







S50以降は三島化工(株)
三弘紙業(株)
丸一化成(株)
0.1








−:未開業 ○:存在




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