発駅 |
発荷主 |
品目 |
貨車/所有者 |
目撃・備考 |
椎津 |
住友化学工業(株) |
アセトアルデヒド |
タキ9263 ダイセル化学工業(株) |
1999.3椎津駅 |
青海 |
電気化学工業(株) |
アセトアルデヒド |
タキ9255 電気化学工業(株) |
2003.5新井駅 |
発駅 |
発荷主 |
品目 |
貨車/所有者 |
目撃・備考 |
酒田港 |
東北東ソー化学(株) |
液体塩素 |
タキ135474 東北東ソー化学(株) |
1999.2酒田港駅など ソーダニッカ扱い |
浜五井 |
旭硝子(株) |
液体塩素 |
タキ5450型 |
|
能町 |
日本曹達(株) |
液体塩素 |
タキ75490 日本曹達(株) |
2003.5新井駅 |
新南陽 |
徳山曹達(株) |
液体塩素 |
タム12393 徳山曹達(株) |
発駅 |
発荷主 |
品目 |
貨車/所有者 |
目撃・備考 |
酒田港 |
東北東ソー化学(株) |
苛性溶液 |
タキ57784 東ソー(株) |
1999.2酒田港駅など 三木産業扱い |
浜五井 |
旭硝子(株) |
苛性ソーダ |
タキ7750型? |
|
青海 |
電気化学工業(株) |
苛性ソーダ |
タキ7750型 |
2007.3新井駅 |
伏木 |
東亞合成(株) |
苛性カリ液 |
タキ7063 東亞合成(株) |
1999.4黒井駅 |
発駅 |
発荷主 |
品目 |
貨車/所有者 |
目撃・備考 |
中条 |
(株)クラレ |
酢酸 |
タキ3708 ダイセル化学工業(株) タキ3753 (株)クラレ |
2003.5黒井駅など |
安治川口 |
ダイセル化学工業(株) |
氷酢酸 |
タキ18701 ダイセル化学工業(株) |
2003.5新井駅 |
発駅 |
発荷主 |
品目 |
貨車/所有者 |
目撃・備考 |
速星 |
日産化学工業(株) |
乙硝 |
タキ10728 日産化学工業(株) |
2003.5黒井駅など |
発駅 |
発荷主 |
品目 |
貨車/所有者 |
目撃・備考 |
大竹 |
ダイセル化学工業(株) |
プロピオン酸 |
タキ750 ダイセル化学工業(株) |
1984.1大竹駅 |
発駅 |
発荷主 |
品目 |
貨車/所有者 |
目撃・備考 |
秋田北港 |
秋田製錬(株) |
濃硫酸 |
タキ46043 秋田製錬(株) |
1999.4黒井駅 |
神岡鉱山前 |
神岡鉱業(株) |
硫酸 |
不明 |
■専用線からコンテナ発送 利用個数従来の倍に (『運輸タイムズ』1995年
7月17日付、3面) ダイセル化学工業(株)では、新井工場が製造する工業製品のコンテナ輸送を昨年10月以降、従来の1カ月100個を200個に増やした。全社的な物流効 率化推進と輸送手段の見直しを行う過程で、JR貨物と相談し新井駅接続の専用線にコキ車を入線し、専用線からコンテナ発送が出来るようになったため利用個 数を倍増した。 新井工場では従来、黒井駅からコンテナ輸送していた。工場専用線では、原料のタンク車到着と空タンク車の発送に使用していた。この専用線へコキ車を入 れ、コンテナへ製品を積み込んで発送するようにしたことにより、コンテナ発送個数がそれまでの1カ月100個から200個となった。 専用線から出荷しているのは、網干工場向けの工業(中間)原料が中心で、フレキシブルコンテナ入り。着駅は姫路貨物。昨年10月以前は他輸送機関を使っ ていたが、拠点間の輸送効率化のため鉄道輸送に切り替えた。現在、専用線から発送しているコンテナは1日8個(土日、祝日を除く)、1カ月160個。 このほか専用船から発送できない製品(1日8個を超える分)は従来通り黒井駅から発送しており、これは1日4個。送り先は北海道(配合飼料、苫小牧駅 着)、関東(食品防腐剤、隅田川駅着)、九州(飼料、福岡(タ)駅着)など。 尚、姫路貨物駅へコンテナ輸送し、神戸港国際埠頭から海上輸送していた輸出品は、阪神大震災で神戸港から出せなくなったため、隅田川駅へコンテナで送り 東京、横浜港から海上輸送している。 同社は新井工場、網干工場、大竹工場など全国の工場でコンテナ輸送しているが、新井工場が専用線からのコンテナ輸送を増やしたのは、物流費の軽減と納期 を確保するのが目的。同社によると200kmを超えるとトラックより鉄道運賃が有利になり、それ以上の遠距離では、製品単位当たり運賃はかなり安くなる。 納期については北海道向けの場合、黒井駅発北海道行き列車の指定枠が優先使用できるため、到着日指定で発送している。 |
■ダイセル化学工業(株)新井工場の調達原料 車扱輸送をISOコンテナ
化
Y・S物流(株) (『JR貨物ニュース』2005年9月15日号、3面) ダイセル化学工業の新井工場には引込線があり、安治川口駅からタンク車で化学 原料が届く。2年前まで同工場には千葉の京葉久保田駅からもタンク車で原料が届いていたが、同ルートは今ISOタンクコンテナ輸送に切り替わっている。調 達物流である本輸送をコンテナ化したY・S物流にその経緯を聞いた。 ダイセル化学工業の出発点はセルロイド製造。同社は今日酢酸セルロース・有機合成品などを基幹事業として、たばこのフィルターや写真フィルムなど他用 途の各種製品を生産している。 2年前に京葉久保田駅発(筆者註:椎津駅の誤り、発荷主は住友化学)ダイセル化学工業の新井工場にタンク車で車扱輸送していた調達原料をコンテナ化した 時の経緯を同輸送を請け負うY・S物流の藤本憲治取締役事業本部長は、次のように語った。 「調達資材については、通常、納入側で輸送してもらいますが、新井工場の同原料は従来からダイセル化学工業のタンク車で運んでいたので、タンク車の老朽 化に伴い輸送手段をどう切り替えるか、ダイセル化学の支援を受け検討しました」。 ISOタンクコンテナは総重量24トンまでしか積めないが、製品比重は0.78なので22キロリットルになる。30キロリットル用のタンク車よりは少な いが許容範囲だった。 輸送容器をコンテナに切り替えると、専用線上の抜き取り装置を 使えないので、他所に新設する必要もある。また発駅側はごく短距離だが、着駅の黒井駅か らは新井工場まで22kmの配送が新たに生じる。 これら様々な要素を一つ一つ検討しながらアセスメントを行った結果、コンテナ化後も継続的に輸送することになった。 製品が危険物なので、タンク車で長年利用してきた鉄道の安全性を評価したためだ。コンテナは日本陸運産業(株)の保冷機能付きタイプをリースして、集配も同社に依頼するこ とに した。 2年を経過した現在、月間300〜350トンが、新井工場にISO タンクコンテナで到着している。「中越地震の時もJR貨物から迅速に情報を流してもらったので適切な対応が取れた」とか。 一方、安治川口駅発新井工場行き車扱輸送で運用しているタンク車(筆者註:タキ 18700などによる氷酢酸輸送)も、耐用年数が迫っている。本ルートのコンテナ化も今後の検討課題で あること、またダイセル化学工業(株)堺工場の機能が2007年末に大竹工場に移転するのに伴う、輸送手段の変更についてもアセスメントが既に始まってい るこ とを、藤本部長は明らかにした。 同社の製品物流は鉄道利用の目安として、500km以遠としてい る。殆どが5トンのJRコンテナで、その利用量は、新井工場が黒井駅発で年間1万トン、網干 工場が姫路貨物駅発で同5万トン、大竹工場は大竹駅発で同1万トンに上る。 |
発
駅 |
発
荷主 |
品
目 |
着
駅 |
着
荷主 |
コ
ンテナ |
確
認・備考 |
東水島 |
日合 |
ゴーセノール |
黒井 |
ダイセル化学 |
V18C |
1999.4.2黒井 ゴーセノールはポリビニルアルコール。 日本合成化学工業(株)は水島工場あり。(→拙 web参照) |
■運賃次
第で利用減 コスト重視から (『運輸タイムズ』1995年5月1日付、3面) ダイセル化学工業(株)姫路製造所網干工場は、日曜日を除く毎日、35個の12ftコンテナで姫路貨物駅から富山貨物駅へ化学工業品(25kg、 30kg袋詰め。シートパレット使用)を輸送している。1994年3月、姫路貨物駅開業時に車扱をコンテナ化。1カ月の利用個数は870個。 安全・確実性と運賃メリットから、輸送条件が合えばコンテナ利用個数を増やすが、運賃割引の見直しが行われると現行の利用個数を減らすこともあるとい う。 |