作成開始 2002. 6.11
Japanese version only


日本の鉄道貨物輸送と物流
〜とはずがたり運輸総研〜

荷主研究者,とはずがたり


                                                        2003.8岩国 駅・日本製紙叶齬p線

(移転後より)

【更新状況】

16.10.15 貨物取扱駅と荷主 八戸地区 を公開

16.8.13 荷主企業事例研究 中越パルプ工業株式会社を 公開

16.5.13 荷主企業事例研究 日本食品化工株式会社を 公開

16.5.7 荷主企業事例研究 株式会社大春化学工業所を 公開

16.3.24 荷主企業事例研究 荒谷鉱業株式会社を 公開

16.3.13 専 用線とその輸送 西上田(三井物産石 油)を公開

16.2.11 専用線とその輸送 名古屋港(東邦瓦斯)を 公開

16.2.7 専用線とその輸送 石巻港(七星社)を 公開

16.1.31 荷主企業事例研究 JSR株式会社を公開

16.1.16 専用線とその輸送 守山(東レ・ファインケミカル)を 公 開

16.1.11 新規項目として 専用線とその輸送を作成 西湘貨物(ダイヤ物産)を 公開

15.9.21 荷主企業事例研究 帝人株式会社を公開

15.8.10 荷主企業事例研究 株式会社クラレを公開

15.2.8 物資 別適合輸送と物流ターミナルの研 究 海上コンテナを抜本的に 更新

過去の履歴はこちら

何かご意見等御座いましたら掲示板鉄 道貨物輸送研究スレ
メール< tohazugatali※mail.goo.ne.jp :※を@に変えて下さい>などでコンタクト頂けると嬉しいです。


【始めに】

 本HPは、真面目な日本の物流に関する学術研究である。
我々は、実に驚くべき事に殆ど自費で、日 本国中をかけずり回り、図書館に籠もり、インターネットを駆使して、この膨大な情報を蒐集したのである。
これが学術研究でなくして何を以て学術研究と呼べば いいであろうか。我々は、このホームページで展開される情報と分析が「学術研究」であることを信じているのみならず、
ひょっとすると「一流」のそれである かもしれないと密かに考えている。それは、たとえこのHPが「学問」ではなく「趣味」の一角にあったとしても、である。

学術研究であるから、このページ上に載った内容などについて 我々が全責任を負うものであるが、学術外 の不正使用に伴うそれに就いては、その限りではない。
例えば、ある企業の輸送品目が明らかになったからと言って、それを利用してテロリズムに及ぶべきではな い。
むしろ、ある品物を購買するときに、品質や価格などその他の条件が全く同じという場合に、A社は鉄道貨物輸送でB社はトラック輸送ならばA社の品物を買 う、
とそのよ うな活用が、望ましい学術以外の正しい使い方である。
それでもこの輸送はどうしても隠しておきたいという関係者の皆様がいらっしゃったら、
こちら迄御 一報を頂 きたい。適切な対処をさせていただきます。

 従ってこれらの情報の無断使用は厳禁であるし、二次使用そ の他の場合も出典を明らかにして使ってい ただきたい。それが学問とそれに従事するものに対する基本的なマナーである。
我々も出来うる限りの引用元を明示した。また出来うる限り原典にあたらんと努 力したことを主張したい。
但し、この分野の碩学 鈴木康弘氏の「日本の鉄道貨物輸送」 に於ける『運輸タイムズ』等の一部業界紙までは手が回らなかった(→2016.3.5現在、やっと必要と思われる『運輸タイムズ』の複写完 了)
 鈴木氏には、このHPの完成度が恥ずかしくない域に達したときに仁義を切らねばならぬと感 じて いる。(もう一人の泰斗 吉岡心平氏 の「貨車と私有貨車の研究・情報サイト」も忘れてはなるまい)

我々は、この手の研究者が後に続かれることを大いに期待して止まない。我々の分析を本にしてやろうという出版社が出てくるであろうことすら、我々は密か に考えているのである。
その際には、研究を更なる高みに引き揚げるための潤沢な研究費が供されるに違いない。

 なお、この研究は我々の研究行為を温かい目で見守ってくれ た亡き父に捧げられるべきものである。

【さらに始めに】

当研究においては、ネコ・パブリッシング社が1992年から 2009年にかけてほぼ毎年刊行していた「トワイライトゾ〜ンMANUAL」 シリーズに所収されたことで、
我々 が目にす ることが可能となった「専用線一覧表」及び「私有貨車番号表」を様々な形で頻繁に参照・引用をさせて戴いている。

鉄道貨物輸送研究、特に荷主研究において必要不可欠な情報であり、荷主研究を標榜する筆者らにとって必須の情報源である
これら「専用線一覧表」及び「私有 貨車番号表」がもたらしてくれた恩恵は計り知れなく、
ネコ・パブリッシング社のご担当の方々並びにこれら貴重な資料を提供して下さった方々には、この場を借りて深謝申し上げたい。

本来、関係者のみにしか頒布されないこのような一級資料≠世に知らしめたことにより、
鉄道貨物輸送の研究者・趣味者の裾野を広 げ、かつその研究をより高い水準に引き上げる原動力となった功績は極めて偉大であり、末長く讃えられるべきであろう。

尚、本文中においては、煩雑さを避けるためにこれら「専用線一覧表」及び「私有貨車番号表」については出典の明記を省略させて戴いているのだが、
鉄道貨物輸送に少しでも興味を持つ人間ならば、
これら「専用線一覧表」及び「私有貨車番号表」がネコ・パブリッシング社から刊行された「トワイライトゾ〜ンMANUAL」シリーズに所収されているとい う ことは
あまりにも周知の事実≠ナあるという想いもあって、このような対応をしていることを予め言い訳させて戴きたい。






【本文目次】

1 日本の鉄道コ ンテナ輸送
 現在のJR貨物による鉄道貨物輸送の主 役は、云うまでもなくコンテナ輸送である。主力のコ キ100系列にISOタンクコンテナ用のコキ200系等が加わり日本列島各地を結んでいる。我々が各所で調査したコンテナ輸送や取扱駅、私有コンテナや JRの特定ユーザー向けコンテナ、コンテナ輸送荷 主表が以下 に纏 められている。

 また車扱が主流であった鉄道貨物輸送において、効率的な輸送に不可欠だった専用線とコンテナ輸送が結合した例を
専用線におけるコンテナ扱い と して纏めている。
2002.11越谷(タ)駅


全国のコンテナ取扱駅・コンテナ基地 総覧

新 規参入した鉄道利用運送事 業者一覧


有蓋  ◆無蓋  ◆タ ンク ◆ホッパ  ◆ISO  ◆(番外 編)その他
■コンテナ荷主表
◆北 日本篇 (北海道 北部北海道 南部) 東 北
◆西日本篇 (近 畿・北陸・中国・四国・九州)
専用線におけるコンテナ扱い
北 海道・東北
新潟・関 東
北陸・近 畿
中国・四 国
九州


2 貨物取 扱駅と荷主
 鉄道貨物輸送の拠点には、貨物専用の「貨物駅」、旅客と併用の「一般駅」があるが、一般的には「貨物取扱駅」と呼称され、鉄 道 貨物輸送の集約化が進む中でその数は年々減少している。そのような全国の現役及び廃止された貨物取扱駅≠我々は数多く調査してきた。

 そのような貨物取扱駅の中で、荷主が興味深く、輸送の変遷が複雑で、更には個人的に思い入れまである駅となると、ある程度限定されてくる。そこで荷主研 究者が徒然なるままに貨物取 扱 駅をクローズアップし纏めていくことにした。一方のとはずがたりは、ライフワークとでも言うべき配線図≠ノ着目して纏めている。
2007.5宮城野駅

■貨物取扱駅 と荷主  ※〔〕は暫定版 ■貨物駅の配 線
◆北海道
北旭川  帯広  釧路地区   〔石油埠頭〕 
札 幌貨物ターミナル  精糖 工場3駅<中斜里・勇足・十勝清水>
◆東北 八戸地区  〔穀保町〕    花巻空港  〔塩釜埠頭〕

◆ 関東
宇都宮(タ)   倉賀野   渋川  新興  千 鳥町 
倉賀野  隅 田川 
◆甲信越・北陸 東新潟港  黒井  南松本  敦賀港  伏木新湊地区< 伏木・新湊・能町>
◆東海 富士  天竜川  汐見町  新守山 
清 水港線
◆近畿 桃山  安治川口  〔桜島〕  北伊丹 

◆中国・四国
境港   坂出港  西三 次   大竹 

◆九州 
外 浜  博多港  苅田港   南熊本 


 3 日本の 化成品物流
 鉄道貨物輸送による我が国の化成品物流と日本各地に存在する化成品ターミナル(タンク基地)に ついて纏めている。今のところ、タンク車輸送を中心とした輸送体系を考察しているが、今後はコンテナ輸送による化成品物流についても纏めていくつもり である。
2002.12千鳥町駅

化成品タンク車 輸送表  ◆全国の化成品ター ミナル

◆品目別輸送体系考察
アンモニア
ステアリ ン酸カルシウム
苛性ソー ダ
硝酸
ラテック ス
硫酸(工場別生産実績)


4 物資別適合 輸送と物流ターミナルの研究
 昭和40年代、国鉄 貨物は輸送力増強に追われていた。国鉄末期の青息吐息の状態は想像がつかないほどである。 東海道本線の小田原迄の複々線化や名古屋の南方貨物線などの建設が進められ、客貨分離によって主要都市に近代的な貨物ターミナルが設置され、全国各地の新 しい工業地帯に臨海鉄道が伸ばされ、主要拠点に自動化された操車場の整備が行われ、貨物輸送 のために武蔵野線・京 葉線が計 画された。それらの施策は、国鉄の営業姿勢の問題、相次ぐ運賃値上げやストライキなどが原因で急速な荷主の国鉄離れが起きたため、計画半ばにして断念・放 棄され たものも少なくない。しかし国鉄が荷主サイドに立った施設の改良・改善、技術開発に全く無頓着であったわけではなく、これら事業の中で実現したものも多 かったし、それがある程度機能してきたのも、また事実なの である。

 その一つが「
物資別適合 輸送」である。コンテナ列車による効率化・高速化と並んで鉄道 貨物輸送の近代化に貢献する可能性を孕みながらもその多くは挫折し、今では石油輸送を除いて殆どその残照は残っていない。併しその可能性は再検討するに足 るのではないか?こ の節はその試みの一端に他ならない。対象となるのは石油、セメント、石灰石、飼料、農産品、自動車、鮮魚、紙・パルプ、チップ、鉄鋼等である。 また物資別適合とは若干異なるが、海上コンテナの鉄道輸送への試みは国鉄時代から行われたほか、専 用線の集約の試み(専用線センター)も一部で実現した。更に港湾部に整備された臨港線についても、 ここで纏め ることにする。
1995.12知多駅

◆石油 (◆LPG)  ◆セメン ト  ◆石灰石  ◆飼料◇日本各地の飼料拠点)  ◆農産品  ◆ 自動車  ◆鮮魚


5  荷主企業事例研究
 ここでは主要な荷 主企業の創業、 発展、 撤退などの歴史を俯瞰し、工場やストックポイントの立地、原材料調達、製品出荷先などの物流面における鉄道貨物輸送の役割を解明することを目的に個別の荷 主企業ごとに纏めている。そのた めに当該企業や鉄道事業者、通運事業者などの社史やwebサイト、業界紙、専門誌等の情報を幅広く蒐集し、それらの情報を荷主企業の鉄道貨物輸送という切 り口で再編成し、纏め直そうという試みを不断に続けている。つまり鉄道事業者から見た%S道貨物輸送ではなくて、荷主企業が捉える%S道貨物輸送とい う視点 を重視 した内容(必ずしもそうとは限らないが…)にすべく研究を進めている。
1996.3三島駅・東レ叶齬p線

◆食 品業界と は掲示板 食品業界スレ
◆麦酒業界  キ リンホールディングス
        アサヒ
  サッポロ  サ ントリー
◆製粉業界  日 清製粉グループ本社  日本製粉
◆その他
  味の素(含むケロッグ・ 三楽・カルピス)  キッコーマン 
  宝酒造  日清オイリオ  日本食品化 工   日本たばこ産業

◆エネルギー業界と は掲示板 エネルギー産業スレ
新日本石油
出光興産(油槽所) コスモ石油 キグナス石油(油槽所)
ジャパンエ ナジー エクソンモービル(油槽所)
昭和シェル石油(油 槽所)
九州石油

◆セメント業界と は掲示板 セメント産業スレ
太平洋セメント
 小野田セメント
 日本セメント 
 秩父セメント
住友大阪セメント
 住 友セメント
 大 阪セメント
宇部三菱 セメント
 宇部興産
 三菱鉱業セメント
 東北開発

電気化学工業
日立セメント
三井鉱山 セメント

◆製紙業界と は掲示板 製紙産業スレ

王子製紙グループ
大王製紙
中越パル プ工業
日本製紙グループ
北越紀州製紙
三菱製紙

◆化 学業界と は掲示板 化学・薬品産業スレ
宇部興産
花王
呉羽化学 工業 JSR 昭和電工
信越化学 工業 住友化学 工業 ダイセル 化学工業
電気化学 工業 東亞合 成 東ソー
東洋イン キ製造
日産化学 工業 日本化成
日本合成 化学工業 日本触媒 日本ゼオン
日本曹達 日本パー オキサイド 三井化学
三菱化学 三菱瓦斯 化学
UMG ABS

◆肥料業界と は掲示板 肥 料スレ
コープケ ミカル
シンエツ化成 多木化学
日本燐酸 福栄肥料 和賀仙人 鉱山

◆硝子業界と は掲示板 窯業スレ
旭硝子 セントラ ル硝子
日 本 板硝子

◆繊維業界と は掲示板 繊維スレ
クラレ
帝 人
東 レ
東洋紡
三菱レイ ヨン
ユニチカ

◆鉱山業など
荒谷鉱業
クニミネ 工業
大春化学工業所
ジークラ イト 化学礦業
日鉄鉱業

◆非鉄金属・合金鉄・建材な ど
クボタ
東邦チタニウ ム
日本重化学工 業
日本電工
古河電気工業



6 専用線とその輸送
 現在、我が国の鉄道貨物輸送はコンテナ輸送が主力となり、専用線を介した輸 送は限定的 なもので、専用線の数そのものも大きく減少してしまった。今や専用線が1カ所も存在しない県すら少なくないのだ。現時点で定常的に使用されている専用線は 全国 で約50カ所程度に過ぎない。ピーク時には全国各地に計4,000〜5,000カ所も存在したことを考えると、その当時の1%程度にまで減ってしまった計 算になる。

 しかし国鉄末期までは、荷主によって敷設された大小の様々な専用線が維持され、鉄道貨物輸送に利用されていたし、JR貨物発足後も1990年代ぐらいま では、人知れずひっそりと活用され、現地に行き初めて現役であることを知るような専用線が残存していた。だが、JR貨物や荷主による徹底的な輸送合理化に 伴う専用線の 廃止とインターネットを中心とした情報網の充実が、今やそのようなトワイライトゾ〜ン%Iな専用線の存在を許さないまでになっている。

 ここでは、これまで専門誌や趣味誌、web等であまり取り上げられてこなかった専用線に着目し、荷主とその輸送体系を解明していきたい。地味ながらも渋 く て味わい深い専用線を発掘してその名を残していくという試みなのである。
1996.8長野駅・サンリン叶齬p線

◆ 北海道
港北(岩 倉化学工業) 
◆ 東北
岩沼(丸 昭興業)  石巻港(七 星社)   漆山(品川燃料)
◆ 関東
銚子(ヒ ゲタ醤油)  西湘貨物(ダイヤ 物 産)
◆ 甲信越
西上田 (三井物 産石油)  南甲府(鈴与)
◆ 東海
名古屋港 (東邦瓦斯  新守山(ア サヒカーゴサービス)
◆ 北陸
粟津(三 島石油)
◆ 近畿
守山(東 レ・ファインケミカル    高月(日本電気硝子)
◆ 中四国
徳山(ト クヤマ)
◆ 九州
浜小倉 (大阪曹達)  荒木(喜 多村石油)



とはずがたり政策総研
とはずがたり人文社会総研
とはずがたり倉庫
とはずがたりな 掲示板
=鉄道貨物関連スレ=
日本の鉄道貨物輸送研究スレ

海 上コンテナ鉄道輸送
画像倉庫履歴(物流ニュース画像)

都 市と民鉄 〜地方中枢都市と地方中核都市を中心に〜

inserted by FC2 system