荷主研究者,とはずがたり
1999.2酒田港駅
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1996.8篠ノ井駅 |
2019.8東水島駅
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2006.3細島港 |
【更新状況】 24.9.23 専用線とその輸送 南
仙台駅(産業振興)を公開 24.5.4 専用線とその輸送 浪速駅(谷川運輸倉庫)を 公開 23.8.16 統計から見る鉄道貨物輸送 舞鶴市内の貨物取扱駅を公 開 21.10.23 貨物取扱駅と荷主 南松本駅を 公開(作成を再開し完了) 21.9.4 専用線とその輸送 本津幡駅(日通商事)を 公開 20.6.14 統計か
ら見る鉄道貨物輸送 高
山都市圏の貨物取扱駅を公開 20.5.26 専用線とその輸送 南福井駅(江守商事)を公
開 20.5.10 統計から見る鉄道貨物輸送 甲府都市圏の貨物取扱駅を公開 20.1.5
統計から見る鉄道貨物輸送 山形都市圏の貨物取扱駅を
公開 19.10.5 統計から見る鉄道貨物輸送 播磨臨海工業地域を公開 19.1.3 日本の化成品物流
品目別輸送体系考察 ステアリン酸カルシウ
ムを
公開 過去の履歴はこちら 何かご意見等御座いましたら掲示板の鉄
道貨物輸送研究スレや |
【始めに】
本HPは、真面目な日本の物流に関する学術研究である。
我々は、実に驚くべき事に殆ど自費で、日
本国中をかけずり回り、図書館に籠もり、インターネットを駆使して、この膨大な情報を蒐集したのである。
これが学術研究でなくして何を以て学術研究と呼べば
いいであろうか。我々は、このホームページで展開される情報と分析が「学術研究」であることを信じているのみならず、
ひょっとすると「一流」のそれである
かもしれないと密かに考えている。それは、たとえこのHPが「学問」ではなく「趣味」の一角にあったとしても、である。
学術研究であるから、このページ上に載った内容などについて
我々が全責任を負うものであるが、学術外
の不正使用に伴うそれに就いては、その限りではない。
例えば、ある企業の輸送品目が明らかになったからと言って、それを利用してテロリズムに及ぶべきではな
い。
むしろ、ある品物を購買するときに、品質や価格などその他の条件が全く同じという場合に、A社は鉄道貨物輸送でB社はトラック輸送ならばA社の品物を買
う、
とそのよ
うな活用が、望ましい学術以外の正しい使い方である。
それでもこの輸送はどうしても隠しておきたいという関係者の皆様がいらっしゃったら、こちら迄御
一報を頂
きたい。適切な対処をさせていただきます。
従ってこれらの情報の無断使用は厳禁であるし、二次使用そ
の他の場合も出典を明らかにして使ってい
ただきたい。それが学問とそれに従事するものに対する基本的なマナーである。
我々も出来うる限りの引用元を明示した。また出来うる限り原典にあたらんと努
力したことを主張したい。
但し、この分野の碩学鈴
木康弘氏の「日本の鉄道貨物輸送」
に於ける『運輸タイムズ』等の一部業界紙までは手が回らなかった(→2016.3.5、ようやく必要と思われる『運輸タイムズ』の複写完
了)。
鈴木氏には、このHPの完成度が恥ずかしくない域に達したときに仁義を切らねばならぬと感
じて
いる。(もう一人の泰斗吉岡心平氏
の「貨車と私有貨車の研究・情報サイト」も忘れてはなるまい)
我々は、この手の研究者が後に続かれることを大いに期待して止まない。我々の分析を本にしてやろうという出版社が出てくるであろうことすら、我々は密か
に考えているのである。
その際には、研究を更なる高みに引き揚げるための潤沢な研究費が供されるに違いない。
なお、この研究は我々の研究行為を温かい目で見守ってくれ
た亡き父に捧げられるべきものである。
【さらに始めに】
当研究においては、ネコ・パブリッシング社が1992年から 2009年にかけてほぼ毎年刊行していた「トワイライトゾ〜ンMANUAL」 シリーズに所収されたことで、 現在のJR貨物による鉄道貨物輸送の主
役は、云うまでもなくコンテナ輸送である。主力のコ
キ100系列にISOタンクコンテナ用のコキ200系等が加わり日本列島各地を結んでいる。我々が各所で調査したコンテナ輸送や取扱駅、私有コンテナや
JRの特定ユーザー向けコンテナ、コンテナ輸送荷
主表が以下
に纏
められている。 また車扱が主流であった鉄道貨物輸送において、効率的な輸送に不可欠だった専用線とコンテナ輸送が結合した例を専用線におけるコンテナ扱い と して纏めている。 |
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■コンテナ荷主表
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■専用線におけるコンテナ扱い
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鉄道貨物輸送の拠点には、貨物専用の「貨物駅」、旅客と併用の「一般駅」があるが、一般的には「貨物取扱駅」と呼称され、鉄
道
貨物輸送の集約化が進む中でその数は年々減少している。そのような全国の現役及び廃止された貨物取扱駅≠我々は数多く調査してきた。 そのような貨物取扱駅の中で、荷主が興味深く、輸送の変遷が複雑で、更には個人的に思い入れまである駅となると、ある程度限定されてくる。そこで荷主研 究者が徒然なるままに貨物取 扱 駅をクローズアップし纏めていくことにした。一方のとはずがたりは、ライフワークとでも言うべき配線図≠ノ着目して纏めている。 |
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■ 貨物取扱駅 と荷主 | ■ 貨物駅の配 線(※リンク切れ) | |
◆北海道 |
北旭川 帯広 釧路地区 石油埠頭 本輪西 函館貨物 | 札 幌(タ) 精糖 工場3駅<中斜里・勇足・十勝清水> |
◆東 北 | 八戸地区 穀保町 盛岡(タ) 花巻空港 塩釜埠頭 岩沼 郡山 |
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◆
関 東 |
宇都宮(タ)
倉賀野
渋川 千
鳥町 新興 相模貨物 北茅ヶ崎 |
倉賀野 隅 田川 |
◆甲信越 | 北長野 南松本 篠ノ井 元善光寺 藤寄 黒井 | 伏木新湊地区< 伏木・新湊・能町> |
◆東海/北陸 | 富士 磐田 天竜川 汐見町 新守山 坂祝 松任 西武生 |
清 水港線 |
◆近 畿 | 守山 桃山 向日町 安治川口 桜島 北伊丹 鷹取 |
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◆中国/四国 |
東水島 西埠頭 境港
坂出港 西三
次
大竹 岩国 下関 |
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◆九 州 |
外
浜 福岡港 苅田港 西大分 鳥栖(タ) 延岡・南延岡 佐土原 |
鉄道貨物輸送による我が国の化成品物流と日本各地に存在する化成品ターミナル(タンク基地)に
ついて纏めている。まずは、今やほぼ絶滅したタンク車輸送を中心とした輸送体系を紐解きたく研究しているが、今後は私有コンテナやISOコンテナによる化
成品物流についても纏めていかなくてはならない。
さらには化成品の品目ごとの生産拠点から需要家までの輸送体系を鉄道貨物輸送を中心に考察したい。車扱からコンテナへの輸送体系の変化と共に生産拠 点や需要家の変遷の歴史を辿りたいと考えている。 |
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![]() ◆化成品タンク車 輸送表 ◆全国の化成品ター ミナル ◆品目別輸送体系考察
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昭和40年代、国鉄
貨物は輸送力増強に追われていた。国鉄末期の青息吐息の状態は想像がつかないほどである。
東海道本線の小田原迄の複々線化や名古屋の南方貨物線などの建設が進められ、客貨分離によって主要都市に近代的な貨物ターミナルが設置され、全国各地の新
しい工業地帯に臨海鉄道が伸ばされ、主要拠点に自動化された操車場の整備が行われ、貨物輸送
のために武蔵野線・京
葉線が計
画された。 それらの施策は、国鉄の硬直化した営業体制、相次ぐ運賃値上げやストライキなどにより急速な荷主の鉄道貨物離れが起きたため、計画半ばにして断念・放 棄され たものも少なくない。しかし国鉄が荷主サイドに立った施設の改良・改善、技術開発に全く無頓着であったわけではなく、これら事業の中で実現したものも多 かったし、それがある程度機能してきたのも、また事実なの である。 その一つが「物資別適合 輸送」である。コンテナ列車による効率化・高速化と並んで鉄道 貨物輸送の近代化に貢献する可能性を孕みながらもその多くは挫折し、今では石油輸送を除いて殆どその残照は残っていない。併しその可能性は再検討するに足 るのではないか?こ の節はその試みの一端に他ならない。 対象となるのは石油、セメント、石灰石、飼料、農産品、自動車、鮮魚、紙・パルプ、チップ、鉄鋼等である。 また物資別適合とは若干異なるが、海上コンテナの鉄道輸送への試みは国鉄時代から行われたほか、専 用線の集約の試み(専用線センター)も一部で実現した。更に港湾部に整備された臨港線についても、 ここで纏め ることにする。 |
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ここでは主要な荷
主企業の創業、
発展、
撤退などの歴史を俯瞰し、工場やストックポイントの立地、原材料調達、製品出荷先などの物流面における鉄道貨物輸送の役割を解明することを目的に個別の荷
主企業ごとに纏めている。そのた
めに当該企業や鉄道事業者、通運事業者などの社史やwebサイト、業界紙、専門誌等の情報を幅広く蒐集し、それらの情報を荷主企業の鉄道貨物輸送という切
り口で再編成し、纏め直そうという試みを不断に続けている。 つまり鉄道事業者から見た%S道貨物輸送ではなくて、荷主企業が捉える%S道貨物輸送とい う視点 を重視 した内容(必ずしもそうとは限らないが…)とすべく研究を進めている。 |
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![]() ◆食 品業界:と は掲示板 食品業界スレ
◆エネルギー業界:と は掲示板 エネルギー産業スレ
◆セメント業界:と は掲示板 セメント産業スレ
◆製紙業界:と は掲示板 製紙産業スレ
◆化 学業界:と は掲示板 化学・薬品産業スレ
◆肥料業界:と は掲示板 肥 料(化学・薬品産業)スレ
◆硝子業界:と は掲示板 窯業スレ
◆繊維業界:と は掲示板 繊維スレ
◆鉱山業
◆非鉄金属・合金鉄・建材な ど
◆品目別
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現在、我が国の鉄道貨物輸送はコンテナ輸送が主力となり、専用線を介した輸
送は限定的
なもので、専用線の数そのものも大きく減少してしまった。今や専用線が1カ所も存在しない県すら少なくないのだ。現時点で定常的に使用されている専用線
は、
全国
で約50カ所程度に過ぎない。ピーク時には全国各地に計4,000〜5,000カ所も存在したことを考えると、その当時の1%程度にまで減ってしまった計
算になる。 しかし国鉄末期までは、荷主によって敷設された大小の様々な専用線が維持され、鉄道貨物輸送に利用されていたし、JR貨物発足後も1990年代ぐらいま では、人知れずひっそりと活用され、現地に行き初めて現役であることを知るような専用線が残存していた。だが、JR貨物や荷主による徹底的な輸送合理化に 伴う専用線の 廃止と、インターネットを中心とした情報網の充実が、今やそのようなトワイライトゾ〜ン%Iな専用線の存在を許さないまでになっている。 ここでは、これまで専門誌や趣味誌、webサイト等であまり取り上げられてこなかった専用線に着目し、荷主とその輸送体系を解明していきたい。地味なが らも渋 く て味わい深い専用線を発掘して、その名を残していくという試みなのである。 |
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鉄道貨
物輸送を研究する際には、品目ごとの輸送量・取扱量を把握する
ことは基礎的な極めて重要な調査となる。しかしそのデータの入手は意外と困難で、各地の図書館を巡り自治体の発行する統計書をひたすら地道に複写したり、
書庫に納められている鉄道管理局史や社史を検索して見つけ出し閲覧するなどして、ようやく全国の貨物鉄道や貨物取扱駅の輸送量・取扱量の経時データが揃っ
てきた。ただ一次データではないため、不十分な分類・数字であることも多々あるが、それは在野の一研究者が入手できる限界として甘んじるほかない。 それでも、それら統計データを荷主企業のトピックスや国鉄やJR貨物、臨海鉄道等の歴史的事実と比較することで、鉄道貨物輸送の歴史を解明し輸送体系の 整理に繋げていくことは可能だ。上述のこれまでの項では、統計データは叙述の補助的な役割に留まっていたが、この項では気になる統計データを主人公に、考 察を深めていきたい。苦労して蒐集した膨大な統計データを活用したいという個人的な目論見もあって開設した項である。 |
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道路族のページ とはずがたり倉庫 |
とはずがたり
な
掲示板 =鉄道貨物関連スレ= 鉄道貨物輸送研究スレ 海 上コンテナ鉄道輸送 |
画像倉庫履歴(物流ニュース画像) 都 市と民鉄 〜地方中枢都市と地方中核都市を中心に〜 |